「都民割」旅のプロがオススメする「お得な行き先」 あっという間に完売も次のチャンスで取る方法

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都民割がわかりづらい要因の1つに、旅行会社ごとに予約開始のタイミングが異なるということが挙げられる。こうした情報をこまめに発信しているのが、旅行に特化したブログ、「nanatabi」を運営する、nanaban氏だ。このブログの都民割のページでは、主要サイト・ホテルへの直接リンクとともに、発売開始・完売などの情報を得ることができる。

都民割を利用するコツ

nanaban氏は都民割の予約のコツについて次のように語る。

「都民割で気をつけていることは特になく、いつもの予約方法を実践しているだけです。即断即決、予約事前練習(ログインの仕方とか予約の流れとか)、過去の流れから予想、くらいでしょうか。手間取ったり悩んだりしている間に完売になってしまうのです」

こうした割引情報を早くから発信してきた「旅行クーポンサイト!」の情報も充実している。

特に6月15日(水)は、ホテル予約サイト大手の楽天トラベル(午前10時から)の都民割予約開始が予定されており、都民割の天王山となりそうだ。

ツイッターなどで話題にあがるホテルは枠がすぐ枯渇する傾向にあるので、あまりネットで情報が出回らないホテルや、割引率がやや劣るホテルなどを狙うという方法もある。また、いったん売り切れても、その後キャンセルが出て、再度予約可能となるケースがあることも頭に入れておきたい。

なお、6月10日からは伊豆諸島での買い物に使える「しまぽ通貨」も発売が開始された。これは伊豆諸島での加盟店で支払う場合、1万円分の金券を7000円で購入できるというもの。

現地支払い限定という条件はあるが、都民割と組み合わせれば、さらに割引率が高くなるので狙い目の行き先といえそうだ。この影響を受けてか、東海汽船の株主優待券(乗船券の35%引きになる)が金券ショップで品薄になったり、ネットオークションでの相場が上がったりしている。

前述したように、いま発売されている都民割は、全体の予算からみれば、まだほんの一部である。かりに売り切れでとれなくても、次にまたチャレンジすればいい、という気軽なスタンスでのぞむのがよいのではないだろうか。

橋賀 秀紀 トラベルジャーナリスト

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はしが・ひでき / Hideki Hashiga

東京都出身の50代。早稲田大学卒業。「3日休めれば海外」というルールを定め、ほぼ月1回の頻度で海外旅行に出かける。訪問国は130カ国。共著に『エアライン戦争』(宝島社)など。『週刊東洋経済』で「サラリーマン弾丸紀行」を連載した。Yahoo!ニュース エキスパート。記事の内容についてのお問い合わせ・取材の依頼などについてはこちらまで。

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