ひろゆきと考える 竹中平蔵はなぜ嫌われるのか 「住民税を払ってなかったって本当ですか?」

竹中平蔵氏(左、撮影:今井康一)とひろゆきさん(写真:本人提供)が激論を交わしました
日本一嫌われた経済学者・竹中平蔵。
現在パソナグループ会長を務める竹中氏は、〈派遣労働〉の象徴的な存在としては、多くの国民から嫌悪されています。
そんな竹中平蔵氏が嫌われる理由と背景を、今や日本を代表するインフルエンサーの一人である「2ちゃんねる(現5ちゃんねる)」設立者・ひろゆきさんが徹底追及する、最新刊『ひろゆきと考える 竹中平蔵はなぜ嫌われるのか?』。
今回はその中から、竹中氏の脱税疑惑に関して一部抜粋してお届けします。
「脱税だとかいうのは本当にイチャモンですよ」
ひろゆき:前に竹中さんが日本の住民税を払ってなかったって聞いたことがあるんです。もともとの地方税の仕組みって、1月1日の時点で住民登録している住民から、地方自治体が住民税を徴収するものだった。それを利用し、1990年代前半、竹中さんは1月1日に必ず海外にいることで住民税を払っていなかった、と。これって本当ですか?(笑)
竹中平蔵(以下、竹中):それは全くイチャモンもいいところです。住民税というのは「台帳課税主義」に則っています。台帳課税主義は、住民票の台帳に1月1日に載っている場所で税金を取るということです。私はその当時、春学期に日本で教え、秋学期はアメリカで教えていました。アメリカと日本を行ったり来たりしていて、1月1日にはいつも日本にいなかったんです。その代わり、アメリカでは住民税を払っていたわけです。だからそれを指して住民税を払ってないとか、脱税だとか言うのは、本当にイチャモンですよ。
例えば国会議員で、東京に宿舎があり、地盤の地元にも家があるとします。その場合、両方で住民税を払うわけないですよね? 住民票を置いているところで払うんですから。アメリカの場合、いわゆるプロパティ・タックス(固定資産税)の中に地方税が含まれていて、アメリカで私はそれを払っていました。
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