「テキストのやりとり」で増加"ロジハラ"に注意 正論を振りかざして相手を追いつめてませんか

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コロナ禍になり、メール、チャットなど、テキストコミュニケーションの占める割合が、以前にも増して多くなりました(写真:A-RIZE/PIXTA)

こんにちは。生きやすい人間関係を創る「メンタルアップマネージャⓇ」の大野萌子です。

コロナ禍になり、メール、チャットなど、テキストコミュニケーションの占める割合が、以前にも増して多くなりました。そこで、問題になりがちなのが、文字による威圧です。書く側に、相手を威圧する意図がなかったとしても「挨拶もなくいきなり用件のみ」「命令調」「正論で否定する」など、ハラスメントと受け取られて相談案件になることも。

直接話すより圧倒的に情報量が少ない

そもそも、テキストコミュニケーションは、直接話すより圧倒的に情報量が少なく、齟齬が生まれやすいツールです。ある管理者の方は、メールを返信するだけで、一日の大半の時間が奪われてしまうと嘆いていました。

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今まで普通に出勤してオフィスで隣り合う部下や同僚になにげなく話をしていたようなことを、すべて文字で伝えようとするのは、考えただけでも手間なことは明白です。また、文字で詳細に記載をしたとしても、受け取った相手の状況次第では「誤読」も生じやすくなります。

忙しければ、読み飛ばされますし、行間を読み想像力が暴走し、ネガティブな感情のループにはまって、神経をすり減らしてしまうこともあります。

その中でも、特に注意したいのが、正論を振りかざして相手を追いつめるロジハラ(ロジカルハラスメント)です。

次ページ文字だと必要以上に強く受け取られてしまう
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