就職ではなく「就社」してしまった中高年の行く末 誰もが自らキャリアを築ける環境作りの重要性
メイテックでは、採用時点から、「就社」ではなくて「就職」だという理解で働くことを伝えている。そのための教育支援などサポートはするが、顧客の市場価値を獲得するのは自分次第であり、いかにエンジニアとして磨けるか、自ら自立できるかということを伝えながら、採用を行っており、好奇心、探求心を持ち続けることが重要視されている。
「キャリア」と「スキル」という2つの軸が大事
社内では、キャリアとスキルという2つの軸が大事であるという考え方がある。スキルアップは実技のことを指すが、現場でエンジニアに対して無償で提供する研修を少なくとも500講座以上用意し、自らスキルを向上させることができる。
実際のスキルをいかすのは現場であるため、インプットしたうえで実践ができる。一定期間顧客に配属したあと、技術を要素分解して、業種・業界を問わず、戦略的に他の顧客にローテーションを行うようにし、1人ひとりが目指すキャリアアップにつなげていく。
スキルとキャリア、両方を取り合わせながら生涯エンジニアを目指せる体制を整備し、スキルアップへの意欲とキャリアをきちんと考えていく人材が活躍し続けている。
エンジニアという仕事は世の中でニーズが高いため、年齢を経ても活躍をしやすいからだと多くの方々は思われるかもしれない。しかし、エンジニアという職種に限らなくても、就職活動時点から、就社ではなく就職という価値観の大切さを伝え、スキルだけではなく、本人のキャリアをあわせた2つの軸で育成をする仕組みを提供することは重要だと考える。
高齢になってから、紹介や起業以外で仕事を探すのは容易ではなく、対外的にアピールしやすい専門性を有していない人にとっては、なおさら不安が残る。
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