「出世を目指さない人」の仕事人生はこう変わる 「Web3」で組織に縛られない世界がやってくる

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ベンチャーキャピタリストの伊藤穰一氏が見抜く、web3型働き方の未来予想図とは? (写真:kou/PIXTA)
コロナ禍を契機に、勤め先企業への「出社」を基本とする働き方から、自宅やコワーキングスペースなど「仕事場」を複数持つ働き方へのシフトが急速に進んでいる。現在ちまたをにぎわしている「web3」(情報をこれまで独占していたGAFA等巨大企業に対して、テクノロジーを活用することで情報を分散して管理。それにより情報の民主化が図られる、インターネットの段階)では、さらに個人の働き方が“進化”すると、新刊『テクノロジーが予測する未来 web3、メタバース、NFTで世界はこうなる』を上梓したベンチャーキャピタリストの伊藤穰一氏は次のように述べる。
「個人の働き方はまるで映画製作のように『組織ベース』ではなく『プロジェクトベース』になっていきます。自分が興味を持ち、貢献できそうなプロジェクトを見つけるごとに『参加する』という働き方が一般化していくでしょう」――伊藤氏が見抜く、web3型働き方の未来予想図とは?

ビジネスは「映画制作」のようになる

web3では、個人の働き方は「組織ベース」ではなく「プロジェクトベース」になっていきます。

その主体は「DAO」です。DAOは、「Decentralized Autonomous Organization =分散型自律組織」のことで、会社組織ではなく、プロジェクトごとに立ち上げられます。そのため個人は、自分が興味を持ち、貢献できそうなDAOを見つけるごとに「参加する」というかたちで働いていくことになります。作品ごとに制作チームが立ち上げられて、スタッフや俳優を集めて進められる映画制作のような感じです。

だんだんと会社員の副業・兼業が解禁され、「パラレルキャリア」といった言葉もよく聞かれるようになっている昨今ですが、DAOで働くようになったら、もはや「本業・副業」という概念すらなくなるでしょう。

自分の能力やスキルの使い道は1つとは限りません。DAOに参加した場合、自分はひとりのトークンホルダーになるだけで雇用契約を結ばない場合が多いので、同時多発的に複数のDAOに参加することが当たり前になっていくと思います。

では「自分でプロジェクトを立ち上げたい」という場合はどうでしょうか。

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