また、ガソリン車では、1.5L・4気筒ターボを搭載し、2WD(FF)と4WDを設定する。これら新型モデルが搭載するパワートレインは、基本的に先代モデルと同様で、出力などのスペックや燃費性能に変更はない。詳しくは後述するが、e:HEV向け2.0Lエンジン、ガソリン車向け1.5Lエンジンともに、細部を見直すなどで静粛性などを向上させているという。
なお、新型の乗車定員は、2列目にキャプテンシートを装備した仕様が7名、6:4分割式ベンチシートを装備した仕様が8名となる。価格(税込み)は、ハイブリッド車が338万2500円~384万6700円、ガソリン車が299万8600円~365万3100円だ。
インテリアの特徴について
今回は、エアーとスパーダそれぞれのハイブリッド車e:HEV(7名乗り仕様)に試乗できるということで、さっそく室内へ。まずは注目点である後席をチェックする。
新型の両側パワースライドドアは、従来のドアハンドル操作に加え、軽く指先を触れるだけで開閉ができる静電タッチセンサー式を世界初採用している。静電タッチセンサー中央の凹部に触れると、スライドドアが簡単に自動で開く仕組みだ。ドアハンドルを手前に引くなどの操作が不要なため、小さな子どもでも簡単にドアの開閉ができる。
「ホンダ史上最大」という広い居住空間を実現したインテリアをのぞくと、ひとクラス上のラージサイズミニバンに近い広さを感じる。室内サイズは長さ2845mm×幅1545mm×高さ1410~1425mm。とくに室内幅は、先代モデルに対し45mm広がったことで、より余裕あるスペースを確保する。
シート表皮は、エアーがファブリックで、明るい印象のグレーとシックなブラックの2色を用意。スパーダでは、メイン生地にファブリック、サイド面にプライムスムース(合皮)をあしらったコンビシートを設定し、カラーは上質な雰囲気のブラック1色だ。なお、プレミアムラインでは、スエード調表皮とプライムスムース(合皮)のコンビシートで、さらなる高級感を演出する。カラーはこちらもブラックの1色だ。
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