価格299万円~、新型ステップワゴンに漂う安心感 オラオラ系全盛の今、スッキリ系ミニバンは?

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エアーのスタイリング(東洋経済オンライン編集部撮影)
エアーのスタイリング(東洋経済オンライン編集部撮影)

エアーは、控えめなフロントグリルに細いメッキモールなどのフェイスデザインを採用し、クリーンでシンプルなイメージを持たせていることが特徴だ。スパーダでは、ワイドなフロントグリルの装備などで重厚感も演出。ボディ下端全周に配置したメッキのモール、リアゲート上のスポイラーなどにより、車体後方に向けて伸びやかな流れをイメージできる造形としている。

スパーダのスタイリング(東洋経済オンライン編集部撮影)
スパーダのスタイリング(東洋経済オンライン編集部撮影)

また、プレミアムラインでは、フロントグリルにプラチナ調クロームメッキの加飾を採用。ホイールは、エアーやスパーダが16インチなのに対し、17インチと大径化し、切削クリア加工を施した専用デザインも装備する(FF車)などで、よりラグジュアリーな雰囲気を持たせている。

スパーダ プレミアムラインのスタイリング(東洋経済オンライン編集部撮影)
プレミアムラインのスタイリング(東洋経済オンライン編集部撮影)

加えて、スパーダとプレミアムラインには、電動で開閉できる「パワーテールゲート」も新採用した。テールゲートの停止位置は任意で設定でき、車体後方が狭い駐車場にも対応。好みの停止位置を記憶できるメモリー機能も備える。なお、先代に設定があった縦・横両方に開閉ができる「わくわくゲート」は、エアーも含めて新型には設定がない。

スパーダ プレミアムラインのヘッドライトとフロントグリル(東洋経済オンライン編集部撮影)
プレミアムラインのヘッドライトとフロントグリル(東洋経済オンライン編集部撮影)

さらにプレミアムラインのヘッドライトには、「アダプティブドライビングビーム」も装備する。先行車や対向車を検知すると、ハイビームの照射範囲を周辺状況に応じて自動的にコントロールすることで、対向車などの眩惑を防ぎつつ、夜間走行時の視認性を向上させる機能だ。先進技術の採用で、安全面でもより充実した装備を誇るのがプレミアムラインだ。

ガソリン車とハイブリッド車の2種類を設定

各グレードには、先代モデルと同様にハイブリッド車とガソリン車の2タイプを設定する。ハイブリッド車には、2.0L・4気筒エンジンと独自の2モーターシステム「e:HEV(イーエイチイーブイ)」を組み合わせた仕様を用意し、駆動方式は2WD(FF)のみだ。発電用と走行用の2モーターを搭載し、状況に応じてエンジンの駆動を切り替えるシステムがe:HEV。発進時や街中での走行時は走行用モーターのみで走る「EVモード」、加速時や坂道などパワーがより必要なときはエンジンの力で発電した電力で走行用モーターを駆動する「ハイブリッドモード」、高速道路などでのクルージング時はエンジンだけの力で走る「エンジンモード」に切り替わる。

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