「テレビゲーム」は子どもがやるものと思われがちですが、書籍や映画ともまた違う独自のシリアスな、あるいはユニークな作品が多数あります。その魅力は奥深く、大人の趣味として楽しめるほどに成熟しているといっても過言ではありません。
そこでこの連載では、ゲームの評論やコラムを10年以上書き続けているゲームライター、いわばゲームを遊ぶプロである渡邉卓也氏が、ゲーマーからは人気でも一般的にはあまり知られていないであろう著名な作品や傑作を紹介します。
第8回は、いま流行している「ローグライト」の中でも一番人気といえる『HADES』を取り上げます。
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昨今かなり注目されている「ローグライト」
読者のみなさんは「ローグライト」という言葉をご存じでしょうか。
これはゲームのジャンルの1つで、昨今かなり注目されているジャンルといえます。
そもそも、ローグライトが誕生する以前から「ローグライク」というジャンルが存在します。こちらは有名な作品でいうと「シレン」や「トルネコ」など『不思議のダンジョン』シリーズなどが該当するRPGで、主な特徴は以下のとおり。
・プレイするたびにランダム生成されるマップ
・手に入るアイテムなども基本的にランダム
・死亡するとレベルやアイテムなどがなくなる
・さまざまなアイテムが登場するので、クリア方法が複数ある
・手に入るアイテムなども基本的にランダム
・死亡するとレベルやアイテムなどがなくなる
・さまざまなアイテムが登場するので、クリア方法が複数ある
以上はあくまでローグライクの一部の要素に過ぎませんが、特徴的な部分はやはりこういった要素になるでしょう。このローグライクの一部の特徴を活用したゲームが、ローグライトとなるわけです。
今回紹介する『HADES』は、ローグライクの特徴とアクションゲームを組み合わせて、ローグライトになっています。
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