「理不尽に怒る人」がこじらす"残念な感情"の正体 とにかく「同じリングに立たない」が最善の対処
嫉妬が怒りとなって攻撃的な態度を取られるのは怖いし、とても嫌な気持ちになると思いますが、それについては取り合わないほうが得策です。
理不尽な怒りをぶつけてくる場合、相手も明確な論理や根拠があるわけではないので、真面目に取り合っても何も生まれない可能性が高いでしょう。むしろ火に油を注ぎ、相手がヒートアップするばかりです。
ですからここは、話はほどほどに聞いているふりをしつつ、適当に受け流して距離を置くのが無難といえます。
こうした怒りをぶつけられた結果、相手のことが怖くなったり、傷ついてつらくなったりすることもあるかと思いますが、相手はあなたのことが嫌いなのではありません。あなたを傷つけたいわけでもなく、ただただうらやましくて嫉妬しているだけなのです。そう意識することで、必要以上に悩むことはなくなると思います。
自分を守ることを最優先に、心に一線を引く
とはいえ、このような理不尽な怒りをぶつけてくる人と今後どのように付き合っていくかは、ちょっと考えたほうがよさそうですね。
では、嫉妬を受けた側はどのような心構えでいればよいのでしょうか。
「これはあくまで、相手自身の問題である」
このスタンスでいることです。
アドラー心理学では「課題の分離」といいますが、「嫉妬しているのは相手の問題であり、私には関係のないことだ」と一線を引くのです。
この意識を持つだけで、少しは気分が紛れると思います。
徹底していれば、やがて理不尽な態度を取らざるを得なかった相手が不憫にさえ見えてくることでしょう。その人自身にも素晴らしい価値があるにもかかわらず、自らを「私はちっぽけな存在です」と主張しているわけですから。
注意しておきたいのは、相手からの嫉妬にショックを受け傷ついたせいで、「私の態度がいけなかったのか?」と反省モードになったり、「そういう人であることを見抜けなかった私が悪い」と、なぜか自分を責めたりしてしまうことです。
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