なぜ売れっ子芸能人は会社を作るのか?

島田紳助が長者番付に載らなかったワケ

 なぜあの人は羽振りがいいのか? やたらと気前よく人におごる中小企業の社長さんなどを見かけて、そう思ったことのある人も多いのではないでしょうか。
 いったいそのカラクリはどうなっているのか? 元国税調査官で『「金持ち社長」に学ぶ禁断の蓄財術』(中公新書ラクレ)の著者である大村大次郎氏が、その秘密を解き明かします。
なぜ売れっ子芸能人は会社を作るのか?(写真:M・O / Imasia)

「芸能人は、売れ始めると会社を作る」

ということを聞いたことがある人も多いと思います。

なぜ芸能人が会社を作るのかというと、最大の目的は節税なのです。しかし、芸能人が会社を作るとなぜ節税になるのか、疑問に思ったことがありませんか?

そこで本記事では、なぜ芸能人が売れ始めると会社を作るのか? 芸能人が会社を作るとどんな効用があるのか?――ということをご紹介したいと思います。

なぜ島田紳助さんは長者番付に出ないのか?

ところで、現在は廃止されましたが2006年まで長者番付という制度がありました。長者番付というのは所得税の額が1000万円以上の高額納税者を、税務署が発表するというものです。

正式名称は高額納税者公示制度と言いました。その年に誰が最も収入が多かったのか、ということがわかるため、「長者番付」と呼ばれるようになったのです。

この長者番付で最も話題になるのは、芸能人です。

この長者番付で、こういう疑問を持ったことはないでしょうか? 「なぜ、あの人は入っていないの?」と。

たとえば今は芸能界を引退している島田紳助さんです。彼は30年近くテレビに出続けており、最もギャラが高いと言われる芸人のひとりでした。しかし彼は、長者番付の上位にはあまり出てきませんでした。

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