「上司ガチャに外れた」と嘆く前にやるべきこと 上司との関係性をより良くするためのポイント

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

1つは、自分のタイプを伝えること。上司とそりが合わないことは誰にでもあるかもしれませんが、なぜ、何が合わないのかをきちんと伝え合うことは意外とできていないのではないでしょうか。言いにくいかもしれませんが、まず伝えることがボスマネジメントの大事な一歩です。

たとえば、上司には部下に仕事を「任せるタイプ」と部下を「管理するタイプ」がいます。

もしあなたが、ある程度仕事のやり方を任せてくれる上司のほうがやりやすく、成果を出しやすいと感じているのに、上司が「管理するタイプ」だったら、上司ガチャが外れたと感じるかもしれません。でもそんなときは、思い切って上司にそれを伝えてみましょう。

上司がどう反応するかはわかりません。

意外と理解があって、「じゃあ、1カ月は君のやり方で自由にやってみて。その結果を見て、その後のマネジメントを考えよう」と言ってくれるかもしれません。そこでしっかり結果を残せれば、あなたの仕事環境は改善されます。

しかし、管理することが自分の仕事だと思っている上司は、「そんな勝手なことは許さない。きちんと私の方針に従ってもらうよ」と告げるかもしれません。その場合は、伝え方を変えて再度対話してみなければなりません。

こんなことでうまくいくなら上司ガチャになんて悩まない、という人もいるかもしれません。しかし、上司に話しても無駄だと決めつけたり、上司を飛び越えて誰かと話をつけようとするほど、関係は悪くなっていくものです。

キャリアの意向を伝える

もう1つは、キャリアについての自分意向を伝えること。

いまは1対1で上司と面談することも増えてきていますが、業務に関することが主で、キャリアについて話し合うことはあまりないようです。

自分が、3年後、5年後にどのようなキャリアを描いていたいのかをしっかり伝えて、それを上司に理解してもらえば、そのために必要なアドバイスが得られます。たとえば、いまは営業部所属でも、将来的にはマーケティングのプロになりたいと伝えておけば、上司から見ていまの自分に足りないものが何か、社内的にどのような成果が必要かを教えてもらえます。

次ページ重要なのは…
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事