35歳、友人への嫉妬の感情をどうすべき? 嫉妬している自分がつらいときは…

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あなたの場合も、すてきな奥様になっている友人、「好き」を仕事にした友人、志を持つ友人、みんな輝いているのに私だけ……と思ってその気持ちを否定しようとしてばかりいると、心がどんどん苦しくなってしまうんじゃないかと思います。

「輝いている友人」を持つあなたには十分魅力があるのだ、ということをまずは自己肯定する。そして、自分と比べてみていちばんうらやましく、「だって……」「でも……」という気持ちになる、いちばん気になる友人の「持ち物」を整理してみたらいいのではないかしら?

整理ができたら「そっち側」にいくかどうか考えてみればいい。きっと「わけのわからないもやもやした嫉妬」っていうのが、いちばん手に余るのではないでしょうか。嫉妬と欲望を結び付け、欲望がはっきりすれば、すっきりしてくると思いますよ。

堂薗稚子さんの著書『 「元・リクルート最強の母」の仕事も家庭も100%の働き方』(角川書店)も発売中です

文面を読むかぎり、あなたは都会でひとり暮らしをしているのでしょう。あなたは卑下しているけれども、普通に聞けば、仕事を持ち続け、経済的にも精神的にも自立し、自由を謳歌している女性だというふうにも見えます。誰かからみれば、胸がざわつくほどねたましい状況なのかもしれませんよ。あなたのお友達の中にも、あなたがうらやましくて「自分なんか……」と思っている人もいるかもしれない。

35歳、ということで、本当はまったくそんなことないのだけれど、世の中的には「挑戦するなら35歳くらいまで」といった迷信もありますから、余計に強く人と自分を比べてしまうこともあるでしょう。自分が持っていない誰かのモノがうらやましくなる。

でも、悔しさのあまり、「引きずり降ろしてやる~っ!」なんて思っているわけでもなんでもないのですもの。人間らしくて素敵な感情だと私は思います。

せっかく、年始に感じた欲望だから、あなたの今年の目標めいたものまでできてしまうチャンスになるかもしれません。どうか自分を責めないで、黒い気持ちも明るく認めてあげてくださいね。欲望が強いときこそ、成長のチャンス! 共に欲深く生きてまいりましょう。

※読者の皆様からのお悩み、ご相談を募集します。こちらのアドレス(onna-sodan@toyokeizai.co.jp)まで、年齢、ご職業等を記載のうえお寄せください。掲載は匿名といたします。

堂薗 稚子 ACT3代表取締役

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どうぞの わかこ / Wakako Dozono

1969年生まれ。1992年上智大学文学部卒業後、リクルート入社。営業として多くの企業を担当し、数々の営業表彰を受ける。管理職として、多様な雇用形態の組織の立ち上げやマネジメント、『リクルートブック』『就職ジャーナル』副編集長などを経験。2004年第1子出産。2007年当時組織で最年少、女性唯一のカンパニーオフィサーに任用され、事業責任者、「リクナビ派遣」編集長を務める。2010年に第2子出産後はダイバーシティ推進マネジャーとして、社内外女性のメンターを務めつつ、ワーキングマザーで構成された営業組織の立ち上げ、マネジメントを担当し、彼女たちの活躍を現場で強く推進した。経営とともに真の女性活躍を推進したいという思いを強くし、2013年退職。株式会社ACT3設立、代表取締役。女性活躍をテーマに、講演や執筆、企業向けにコンサルティングなどを行っている。2013年2月、リクルート在籍時に東洋経済オンライン「ワーキングマザーサバイバル」連載に登場。FBのいいね!数が6000を超えるなど、話題となった。

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