東洋経済オンラインとは
キャリア・教育

「人への嫉妬」で自分が燃えそうなときの対処4つ 悶々とした気持ちを切り替えるための救急箱

6分で読める
  • 根本 裕幸 心理カウンセラー、講師、作家
2/3 PAGES

【切り替えスイッチ②】「何に嫉妬しているの?」と自分に聞く

嫉妬に気づき、それを認めたら、「自分は何に嫉妬しているの?」と、その正体に目を凝らしてください。

たとえば、友人から「前よりもいい条件の会社に転職が決まった」と聞き、なぜか心がモヤモヤしたら、その理由が何なのかを自分の心に聞いてみるのです。

・この先も今の会社でいいのかを悩んでいたので、友人の転職が決まって先を越されたような気持ちになった
・自分よりも収入が増えるのがうらやましい
・正直、自分のほうが仕事ができると思っていたため、友人が好条件で採用され私も転職活動をしていたが、そのときは決まらなかったので、友人があっさりと決まったことで自分がダメな人間のように思えた

このように何に嫉妬しているかがわかると、心が少し落ち着いてくるものです。「やっぱり今の仕事が苦しいと思っているからだ」「こんなご時世、収入がアップするような仕事なんてないと思っていたな」「私は友人に競争心を持っていて、負けたくないと思っていたのか」などと、さらなる気づきも得られるでしょう。すると友人に向けられていた感情や意識が、自分自身に向くようになります。

ここまで気づくことができていれば、あとは時間があるときに自分が望んでいることに対して向き合えばいいのです。

「私もこんなことしてないで転職活動してみよう」と前向きにとらえられるようになったり、友人の転職を喜んであげられるようになったりして、嫉妬から抜け出せるはずです。

競争の世界からいったん抜け出してみる

【切り替えスイッチ③】負けを認めてしまう

勝ち負けにこだわることでやる気になれるならともかく、自分自身が苦しんでしまうのであれば、考えものです。

私はそんなとき、「負けを認めてしまうのはどうですか?」と提案しています。

これは負けを認めることで、競争の世界からいったん抜け出して「争わない」「戦わない」「競わない」を決意しているのです。

「私の負けで、あなたの勝ちだよ」と、相手の肩をポンとたたいて舞台から降りる様子をイメージします。

それによって惨めになったり、悔しかったり、悲しかったり、つらかったりするかもしれませんが、「競争」の舞台から降りたことを実感できると、不思議なほど心がホッとし、安心していることに気づけます。なかにはずっと緊張していたせいか、その言葉を口にして舞台を降りるイメージをした瞬間、全身の力が抜けてしまった人もいます。1回で効果を感じることもありますが、たいていは何度も繰り返してみることで「ホッとする瞬間」を実感できるようです。

3/3 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

キャリア・教育

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象