「人への嫉妬」で自分が燃えそうなときの対処4つ 悶々とした気持ちを切り替えるための救急箱

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自分軸を確立するとわかることがある

【切り替えスイッチ④】自分軸をつくるおまじない「私は私、人は人」

私は私。人は人。

職場の同期だろうが、同性だろうが、同年代だろうが、あなたとは生き方も考え方も行動も違う、別の人です。

仮にきょうだいであっても、幼なじみであっても、親友であっても、パートナーであっても、「私は私だし、相手は相手」なのです。

このように自分と他者とのあいだに明確に線を引くことを「自分軸」といいます。誰かに嫉妬してしまうとき、私たちは気づかないうちに「他人軸」になっています。自分よりも相手の存在に意識が向いている状態、自分よりも相手を優先してしまっている状態です。

自分軸を確立していくために「私は私、人は人」とつねに意識してみてください。嫉妬を覚えたときはとくに「私は私、あの人はあの人だ」というふうに、明確に線引きをする様子をイメージしてみましょう。それだけで嫉妬が軽くなることも少なくありません。

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また、自分軸を確立していくと「自分の手の届く範囲がどこまで(どれ)なのか」がわかるようになってきます。

「それって、私になんとかできること?」という問いかけを自分にした結果、相手の存在ではなく「今、自分ができること」に意識を向けることができるようになります。逆に「これはもう、自分にはどうしようもないことだなあ。だったら私は、今の自分ができることをやろう!」と意識を切り替えられるのです。

自分軸を確立することは、嫉妬という感情が持っているネガティブなパワーから逃れるための、重要な鍵のようなもの。

「私は私、人は人」は、その鍵を使いこなすためのおまじないです。

激しい嫉妬の渦に呑み込まれそうになったら、ぜひ唱えてみましょう。

根本 裕幸 心理カウンセラー、講師、作家

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ねもと ひろゆき / Hiroyuki Nemoto

1972年9月6日生まれ。静岡県浜松市出身。1997年より神戸メンタルサービス代表・平準司氏に師事。2000年プロカウンセラーとしてデビュー。2001年カウンセリングサービス設立に寄与。以後、14年間企画・運営に従事し、2003年から年間100本以上の講座やセミナーをこなす。2015年3月退職し独立。フリーのカウンセラー/講師/作家として活動を始める。得意ジャンルは、離婚、浮気、セックスレス等の夫婦問題を始め、結婚・恋愛などの男女関係から、職場の人間関係やライフワーク等のビジネス心理、家族の問題、病気や性格に関する問題などを幅広く扱う。

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