「利回り換算3億円」のノウハウ蓄積が最高の投資 誰にも奪われないノウハウはノーリスク資産だ

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ノウハウの価値は利回り換算で考える(写真:ふじよ/PIXTA)
社会を生きていくうえで「お金」より貯めるべきものとは? リクルートのトップ営業マンだった伊庭正康さんの新刊『すぐに結果を出す新入社員は、「これ」だけやっている 20代のうちに身につけておきたい「しごと」のコツ』より一部抜粋・再構成してお届けする。

今、書籍やYouTubeでも、急速に注目されているのが「FIRE」。早々に働かずとも収入を得られるようになって、早期退職をしようというもの。

FIREは、生活年収の 倍を貯蓄し、利回り4%で運用することで達成します。年収400万円で暮らすなら、早々に貯蓄1億円を貯めればOK。

さて、ここで、気づきませんでしたか?

1億円を貯めるために何年かかると思います?

仮に、生活を切り詰めて、毎月15万円の貯金をしたとしましょう。利回り4%としますね(かなり高いですが)。

元金と運用有益を合計して1億円になるには、なんと30年かかります。あなたが、25歳としたら、55歳。人生、もったいない! しかも、効率が悪い! そう思ってしまいます。

だって、私の周りには、40代で貯蓄が1億円以上ある人は、普通にいます。20代、切り詰めなくても、です。彼らに共通するのは、20代のときに、貯金より経験やノウハウを得ることを優先していたということ。

ノウハウこそが資産になる

では、ここで、ノウハウが資産になる話をしましょう。私の本業は研修会社を営む経営者、兼、研修トレーナーです。ほかに、執筆をはじめ、YouTube をやり、Webラーニングの講座を提供しています。

では、あえて、わかりやすくするため、本業以外の「執筆、YouTube 、Web ラーニング」、いわゆる副収入の月収を100万円として計算してみますね。

年収で換算すると1200万円。この1200万円は、金融投資からの収入と同じカテゴリーの収入。つまり、ノウハウという資産から得られる権利収入です。もう、わかりましたよね。

実は、これって、利回り4%の換算で計算すると、3億円の資産を持っているのと一緒なんです。仮に、3億円のマンションオーナーになるとしても、それなりの借金も必要でしょう。でも、ノウハウだと、ノーリスクの資産というわけです。

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