5日間のタイ旅行で感じた会社員が行くハードル 2年1カ月ぶりに海外へ、現地の様子をレポート

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検査から約9時間後の翌朝10時に検査所から電話があった。「ユーアーネガティブ(あなたは陰性です)」。ネガティブということばがこれほどポジティブに聞こえた経験はない。ホテルを出てまず向かったのが、PCR検査である。中3日の旅行だと、入国してすぐに日本帰国用の検査をしなくてはならないのだ。

現在、日本に帰国する場合、帰国便の出発時刻からさかのぼって72時間以内に検査し、陰性証明書を準備する必要がある。また、PCR検査をどこで受けるのか、自分で情報収集をして、場合によっては予約もとらなくてはならない。

各国にある日本大使館では、日本帰国用のPCR検査が受けられる病院などを紹介している。だがこうした病院はおしなべて料金が高く、時間なども融通が利かないことが多い。

幸いバンコクは日本人が多いこともあり、ツイッターでスクムビットにあるMedConsultという検査所を知った。週末も休みなく毎日朝7時から19時までやっており、金額も1500バーツ(約5500円、クレジットカード払い可)と安い。結果はメールで送られてくるので、この後は帰国まで何もする必要がない。

鉄道市場で有名なアムパワーを訪問

バンコクから南西に70㎞ほどのところにある運河沿いの町、アムパワーで1泊することにした。マハーチャイ線、メークローン線というローカル線や渡し船、荷台を改造したロットゥーとよばれる乗合いバスを乗り継いでいく。

コロナ前の2017年12月(左)と2022年4月(右)のメークロン鉄道市場の様子(筆者撮影)

2017年にこのルートを通ったとき、鉄道市場とよばれるメークローンの市場には、数百人のツーリストが集まっていた。今回は西洋人も見かけたが多くはタイ人である。日本人を含む東アジアからのツーリストがほぼいなくなったことも大きい。

タイは国際観光収入が世界第4位(2019年)という観光立国(世界観光機関)だけにコロナでインバウンドが激減したことのダメージは大きい。

2022年3月以降、東南アジアでは、各国が次々と入国規制を緩めている。入国時に旅行保険の英文証明書や1泊の隔離を課すタイは、いまや厳しい部類となっており、それを敬遠してほかのアジア諸国に流れることにもなりかねない。そこでタイ政府は当初7月1日を予定していたタイランドパスの廃止を1カ月早める動きを見せている。すでに観光客の奪い合いは始まっているのだ。

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