話題の「扉付き個室バス」、コロナ追い風か逆風か 城崎温泉・東京から大阪まで、2台を徹底比較

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関東バスが運行する夜行バス「ドリームスリーパー東京大阪号」の扉付き個室(筆者撮影)

現在、国内で側扉が付いた、完全な個室バスは2つだけである。東京西部を基盤とする関東バスが運行する夜行高速バス「ドリームスリーパー東京大阪号」(池袋・新宿―なんば・大阪駅・門真車庫)と、兵庫県北部を基盤とする全但バスが運行する昼行高速バス「ラグリア号」(大阪―城崎温泉・湯村温泉)だ。

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コロナ禍の中、空気清浄器を備え、かつ扉の付いた個室バスは、相対的に見て安全性が高い公共交通機関である。しかし、日本一の豪華バスとして知られる「ドリームスリーパー東京大阪号」でさえ、週末限定運行で、かつ「4月以降の運行は未定」という状況だ。

そんな中で全但バスは2021年12月28日より、昼行の高速バス「ラグリア号」に完全個室「グリーンルーム」を設置した。昼行バスで個室を備えたバスは日本初だ。

こうした個室バスは、どのように利用されているのか。また、運行会社は個室バスをどう考えているのか。実際に乗車した後、担当者に話を聞いてみた。

国内初ずくめの「ラグリア・グリーンルーム」

日本初の個室昼行バスは、2022年2月現在で「大阪(阪急三番街)―城崎温泉」線の、大阪18時20分発、城崎温泉12時発、「大阪(阪急三番街)―湯村温泉」線の、大阪17時20分発、湯村温泉10時30分発に設置されている。

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筆者は城崎温泉発大阪行き「L2個室」に乗車した。バスの後部に1人用個室が2室設定されており、個室席以外は通常の2+2列高速バスとなっている。

1人用個室の第一印象は「広い」である。昼行バスだが、夜行の個室型バス(個室だが、入り口はカーテンなどで仕切られているタイプが多い)に遜色ない広さだ。2+2列座席の8人分のスペースを1人で使うのだから贅沢な割に、料金は通常料金(大阪―城崎温泉間で3800円)プラス1000円と格安である。

個室の長さは1.5m、幅は93.5cmある。座席は幅45~57cmと、ゆったりした革張りのリクライニングシート。奥行25cm、横35cmの折り畳みテーブル、ドリンクホルダー、コンセント、USBポート、18インチモニター、無料Wi-Fi、使い捨てスリッパ、エアクリーナーである。

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