兄弟愛の描写秀逸「操作しながら感涙」傑作ゲーム 映画監督が制作「ブラザーズ 2人の息子の物語」

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(画像は任天堂公式サイトより)
(画像は任天堂公式サイトより)

「なぜ人はゲームを遊ぶのか?」を突き詰めた作品

テレビゲームと映画の違いはなんでしょうか。いろいろと挙げられますが、やはりそれは「プレーヤーが操作している」ところです。

自分がボタンを押すと、ゲーム内のキャラクターがそれに応じた動きをする。ただ動くだけでも楽しいですが、ストーリーや文脈を駆使してそれにより大きな意味を持たせたのが『ブラザーズ 2人の息子の物語』のラストシーンなのです。

言い換えるのであれば、「なぜ人はゲームを遊ぶのか?」という疑問を突き詰めた作品でもあります。『ブラザーズ 2人の息子の物語』のような体験があるからこそ、多くの人がゲームに熱中するのでしょう。

ちなみに、ジョセフ・ファレス氏はその後に『It Takes Two』という「究極の協力プレイゲーム」を作りあげています。こちらも見事な作品です(『年末年始が暇すぎて困る人にお薦め「ゲーム」5選』参照)。

・遊べるゲーム機:PS4、Xbox One、Xbox Series X|S、スマートフォン(iOS、Android)、Nintendo Switch、PC ※Nintendo Switch版はグラフィックが正常に表示されない不具合が存在しています。また、コントローラーを使って1人で遊ぶのが最もおもしろく感じられるでしょう。

前回:「1回15分で遊べるのに内容は超壮大」凄いゲーム
前々回:人間模様を描きすぎ「怪作になったゲーム」の正体

渡邉 卓也 ゲームライター

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わたなべ たくや / Takuya Watanabe

いわゆるテレビゲームを専門にコラム・評論などの記事を書くライター。大学卒業後はサラリーマンになったが、満足にゲームを遊べない環境にいらだちを覚えて転身。さまざまなメディアにゲーム関連の記事を執筆。駄作に対して厳しく書いてしまうことでも知られる。

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