あなたにも出来る!社労士合格体験記(第22回)--記念受験には終わらせたくない

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あなたにも出来る!社労士合格体験記(第22回)--記念受験には終わらせたくない

2005年7月、「地球ラジオ」の人気コーナー「僕たち私たち元気だよ」を担当することになりました。海外の日本人学校、補習授業校に通う小学生に、国際電話で自分の作文を実際に読んでもらう、ラジオならではのコーナーで、可愛い子どもたちの声や息遣いを伝えられるのが魅力です。

通常は2人の生徒がそれぞれの作文を読みますが、中東のアブダビ日本人学校の収録で、5人の生徒が素早く受話器をリレーしながら、全体で1つの作文を読み終えたときには、自分も一緒に400メートルリレーを走り終えたような気持ちでした。

番組では、地域バランスをとりながら、アジア、中東、ヨーロッパ、アフリカ、北米、中南米、オセアニアと、世界各国の収録を進めていきます。このように毎週、いろいろな国に在住している人々と打ち合わせをして、台本を作っていると、ふと、なぜ自分は日本で秒刻みの生活に追われているんだろうと思うことがあります。

詩人ではありませんが「フランスへ行きたしと思えども、フランスはあまりに遠し」とつぶやきたくなります。

番組制作スタッフは、そんな思いが積み重なってくる人が多いためか、私の前任者は仕事を辞めた後、日本語教師として中国河南省に赴任していきました。

20年ぶりの再会、そして…

スタジオでの再会もありました。「地球ラジオ」は夕方の5時台から始まりますが、直前の番組も当時生放送で、しかも同じスタジオでした。

ある日、その番組にラジオたんぱ時代の2年先輩で、フリーライターの島村麻里さんが出演しているのを発見。20年ぶりの再会で、久しぶりに飲もうということになり、焼き肉屋を皮切りにハシゴをして、昔話に盛り上がりました。

彼女は私が最初に配属された制作部の先輩で、豪放磊落、姉御肌。手袋代わりに穴の開いた軍手で出勤するなど、社会人としてはかなりズレていた私を、ユニークだと可愛がってくれました。

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