原田:津田さんにはいずれ政治家になってほしいです。金髪政治家(笑)。
津田:うーん、それはないですね。やはりメディアを作るのが好きなので、メディアとして政治とかかわる形をとりたいです。でも、政党は作りたいですね。議員になったらしがらみができちゃうので、自分は議員として出ることはありませんが。
原田:すでにそろそろ、しがらみが出てきているんじゃないですか?
津田:まあ、少ないほうですよ。しがらみを作らないために自分で稼いできましたし、そういう意味でもメルマガで収入ベースができたことはよかったなと思っています。
原田:津田さんは、最終的に何を目指しているのですか?
津田:どうでしょう。でも、いろんな面白いメディアを立ち上げたいというのはあります。イメージとしてはルパート・マードックのような感じですかね。
「0 or 1」思考が増えている?
原田:多方面でご活躍中の津田さんですが、大学時代はどんな感じだったのですか?
津田:授業は出ないし、友達も全然いませんでした。最初はバンドサークルに入ろうと思っていたのですが、大学に入ってヒャッハーみたいなノリになれなくて、気分が落ち込んでいましたね。1年間浪人もしてたし。それで、「多重録音芸術研究会」という音楽サークルに入ったのです。ひとりで多重録音して作った曲を月に1回発表して、ルーズリーフで批評し合うという、すごい暗いサークルです(笑)。
社会人の彼女と暮らしていた時期は、彼女が出社しても夕方まで寝て、起きたらご飯を食べてゲーム。彼女が帰宅したら話をして、彼女が寝たら朝までゲーム(笑)。怠惰を絵に描いたような大学生活でしたね。要は何もしてなかったわけですが、インターネットは面白いと思ってやっていました。大学のコンピュータルームには入り浸っていましたよ。
原田:自分の若かった頃と比べて、今の若者はいかがでしょうか。ゆとりでダメになっているなどと言われていますよね。
津田:大学で教えていると、全体的にすごく優秀になってきているなという印象を受けます。まじめですよ。今はみんな授業に出ますからね。そこがまず違うなあと思います。
一方で、融通が利かないというか、フレキシビリティに欠ける子が多いとも感じています。
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