引退するまで優秀な人間をひたすら集め続ける--牧野正幸・ワークスアプリケーションズCEO(第1回)

引退するまで優秀な人間をひたすら集め続ける--牧野正幸・ワークスアプリケーションズCEO(第1回)

--2010年、「働きがいのある会社」第1位(Great Place to Work Institute Japan)、「後輩にオススメしたいインターンシップランキング」4年連続第1位(ジョブウェブ調べ)に選ばれるなど、組織戦略や採用を高く評価されています。どのような風土の会社なのか、興味があります。

当社は1996年に大手企業向けのERP(統合基幹業務システム)パッケージベンダーとして創業しました。現在、人事関連ソフトウエアのシェアは国内トップです。

正社員も2000名前後と規模が大きくなりましたが、社内の風土はまだまだベンチャー企業そのもの。当社の成長のカギはとにかく社員です。優秀な人材が活躍できるよう、組織も社員が1000人になるまでは役職者を置かずフルフラットな状態でした。ソフトウエア開発という業務上、ピラミッド構造ではイノベーションを起こしづらいんです。規模が小さいうちから役職者を置くと、彼らが実質的な会社のトップマネジメントになってしまいますし、役職に就いた者が優秀だとは限りません。プロジェクトごとに最も優秀な人をチームリーダーに充てるという形をとってきました。

今は社員数の増加に伴い階層も増えましたが、それでもマネジャー、ゼネラルマネジャー、一般社員の3階層だけです。未熟だからというのもありますが、意図的に組織化は進めていません。

--牧野さんがお考えになるベンチャー企業の定義とは何でしょう。

事業がイノベーションを持って社会貢献できること。もう1つは、創業者や経営陣だけでなく、社員全員が優秀であることです。

この2つは、ベンチャーキャピタリストのアラン・J・パトリコフ氏が話してくれた「ベンチャー企業の絶対的な条件」です。創業間もない頃に5億円もの増資を引き受けてくれた彼は、アップルやAOLの大株主としても知られる人物です。

ビジネスの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ワインの常識10
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • 草食投資隊をフォローせよ
  • 最新の週刊東洋経済
トレンドライブラリーAD
  • コメント
  • facebook
0/400

コメント投稿に関する規則(ガイドライン)を遵守し、内容に責任をもってご投稿ください。

アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
進撃の商社<br>純利益1兆円への野望

資源価格の反発で総合商社の業績は絶好調、非資源での新規ビジネス創出にも余念がない。純利益1兆円突破への期待も出てきた今、商社の実力を総点検する。5大商社のトップがそろい踏み、「人材編」にはイラストで各社のキャラ解説も。