意外!「時計の読み方」でつまずく小1が多いなぜ 「日常生活で自然に覚える」ことはあまりない

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■ステップ4 長い針を見て、何分かを読み取る

長い針で何分かを読みとるときは、図のように、時計の外側のまわりに書いた青い数字(5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55)を参考にしましょう(5分ずつ増えていくことをおさえましょう)。

(出典:『小学校1・2・3年生の算数が1冊でしっかりわかる本』)

図では、長い針が45と50の間にあり、45から2めもり(右に回ったところ)をさしているので、(45+2=)「47分」です。

■ステップ5  ステップ3とステップ4から何時何分かを読み取る

ステップ3から「2時」、ステップ4から「47分」とわかったので、「2時47分」をさしていることが読み取れます。

長い針が「何分か」を読みとれない子には

ご紹介した5ステップの中でも苦戦する子どもが多い、長い針が「何分か」を読みとるステップ4について補足します。短い針は、時計の文字盤の1~12の数字をそのまま参考にできますが、長い針はそうはいきません。例えば、文字盤の「1」は5分、「2」は10分、「3」は15分、…をそれぞれ表します。

九九は小2の範囲(一方、「時計の読み方」は小1の範囲)ですが、すでに九九の5の段(と「5×10=50」「5×11=55」の計算)ができる場合は、5と「文字盤の数字」をかければ、何分かがわかります。

例えば、文字盤の7は、(5×7=)35分を表します。九九ができない場合は「5、10、15、20、25、30、35、40、45、50、55」を数え歌のように、スムーズに言えるまで暗唱しましょう。

「時刻と時間(小1~小3)」では、他にも、時刻と時間の違い、12時制や24時制、例えば、「午前9時37分から午前11時6分までは、何時間何分か」などの解き方について学びます。

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