意外!「時計の読み方」でつまずく小1が多いなぜ 「日常生活で自然に覚える」ことはあまりない
小1がつまずく「時計の読み方」
算数や数学は一度どこかでつまずいてしまうと、それをきっかけに苦手や嫌いになってしまうおそれがあります。そのため、小学校低学年のうちに、できるだけつまずくことなく、つまずいてもそれをカバーして、算数を得意かつ好きにしておくことが理想です。
小学校3年生までの算数で、子どもがつまずきやすい単元は少なくありません。
小1~小3で習う算数は、具体的に、くり上がりとくり下がり(小1)、九九(小2)、かけ算の筆算(小3)、あまりのある割り算(小3)、分数(小2、小3)、小数(小3)、いろいろな単位(小2、小3)、図形(小1~小3)など多岐にわたり、どの単元も低学年の子にとってはハードルになりえます。
そして、つまずく生徒が意外に多いのが、小1から小3にかけて習う「時刻と時間」の単元です。とくに、日常の知識としても必須である「時計の読み方(小1)」を確実に理解することが大事です。一方、子どもが日常生活で、自然に覚えてくれるということはなかなかありません。
テストで、例えば「10時10分」と答えるべきところを、長針と短針を混同して「2時51分」としたり、例えば「9時23分」と答えるべきところを、長針の小さなめもりをしっかり見ずに「9時25分」としたりするミスはよく見かけます。
また、例えば「2時59分」の場合、短針は「2のめもり」より「3のめもり」のほうに近いので、「3時59分」と答えてしまう間違いにも気を付けたいところです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら