子どもを叱るときについ母親が使う「NGワード」 逆効果を生む「お父さん」や「ご近所様」の使い方
子どもがお母さんの言うことをなかなか聞かないときに、「お父さんに言うよ」「先生に言うからね」などと言っていませんか。
お母さんがうまく叱れないからといって、誰かに下駄を預けてしまうのは卑怯です。自分の理論が脆弱だから、子どもの心を打つことができず、言うことを聞かせられなかったのに、強い者の権威をかさに着て無理やり言うことを聞かせようとする姿は、どう見えるでしょうか。まさに「虎の威を借る狐」であり、子どもも卑怯だと気づくと思います。
言葉の暴力をふるわない
また、これらの言葉は、脅しにもなります。怖がらせて言うことを聞かせようとすると、子どもは恐怖で何も考えられなくなり、いつも人の顔色をうかがうようになってしまいます。
言うことを聞かないときに子どもを叩くのは論外で、暴力をふるってはいけないことはみんなわかっているでしょう。しかし「○○に言うよ」と言って脅すのは実は言葉の暴力になります。怖がらせる言動で無理やり言うことを聞かせようとするのは絶対にやめましょう。親の言動で恐怖を感じた思い出は、子どもの心にずっと残ります。
これらの言葉の暴力を使っていては、親子の信頼関係を築けるはずはありません。
お父さんや学校の先生に叱ってもらうのは、「叱る」行為を別の人に丸投げしていることになります。子どもとの問題を自分で解決できないからといって、誰かに代わりに叱ってもらっていると、子どもはお母さんの足元を見るようになります。
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