ロシア傭兵になるシリア人「金とそれ以外」の事情 中東から見た「ウクライナ侵攻」の実際

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国際社会ではロシア批判が巻き起こっている(写真:Alexey Furman/Bloomberg)

ウクライナに侵攻したロシアのウラジーミル・プーチン大統領が、シリア人ら中東出身の傭兵の前線投入にゴーサインを出した。

ロシアが想定していたよりもウクライナで苦戦を強いられていることが背景にある。国際社会でプーチン批判が巻き起こり、世界各地から義勇兵がウクライナに集結する中、シリア人たちはなぜロシア側に立って危険極まりない戦地に赴こうとするのか。

プーチンは「義勇兵」と強弁

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は3月3日、「外国人義勇兵を迎えており、すでに1万6000人が向かっている」とフェイスブックに動画を投稿した。欧米諸国はこれまで中立的な姿勢を保ってきた北大西洋条約機構(NATO)非加盟のフィンランドやスウェーデンも含め、武器を供与するなどウクライナ侵攻では西側対ロシアの構図が鮮明となった。

ウクライナ侵攻では激しい情報戦やプロパガンダ合戦が展開されており、シリア内戦で市街戦など実戦経験豊富なシリア人傭兵をロシアが投入するとの観測が流れる中、プーチン大統領は11日になって、シリア人ら海外からの志願兵の受け入れを容認する考えを表明した。

セルゲイ・ショイグ国防相は、中東地域出身者を中心に1万6000人以上が戦闘に加わる意思を示していると主張。ウクライナ側に集まっている義勇兵と同じような規模の「志願兵」が存在すると訴えることで、ロシア側の主張にも理解を示す国々や人々が存在することを印象付ける狙いがあるだろう。

プーチン大統領は「金銭目的ではなく、自発的に(ウクライナ東部)ドンバスの住民を救いに来るなら、紛争地域に入るのを手助けしよう」と述べ、義勇兵であると強弁した。

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