モノが少ないほうが「料理の腕が上がる」納得理由 電子レンジは不要、「油と塩」さえあればいい

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1日1つずつ必要なモノを増やし、最低限のモノと暮らし続けた100日間。今回は生活には欠かせない「食」について得た気づきを紹介します(写真:IYO/PIXTA)
モノのあふれる現代、ミニマルな暮らしに憧れる人も多いでしょう。ですが、今あるモノを減らすために、何が必要で何が要らないものかを1つひとつ判断するのは、意外と難しいもの。
そこで「暮らしに本当に必要なもの」を見極めるために、「何もない部屋」でのゼロからの生活にチャレンジしたのが、文筆家・ラジオパーソナリティーとして活躍する藤岡みなみさんです。
必要だと感じたものを1日1つずつ増やしていき、最低限のモノと暮らし続けた100日間の様子と、そこから得られた気づきや発見についてお伝えします。
※本稿は『ふやすミニマリスト 1日1つだけモノを増やす生活を100日間してわかった100のこと』より一部抜粋・再構成してお届けします。

コロナ下でチャレンジした“内なる冒険”

所持品ゼロから1日1つだけ道具を取り出しながら暮らす『100日間のシンプルライフ』という映画がある。映画の公開時にコメントを依頼された私は、感想を書くだけではなく自分でもやってみたいと感じ、実際に挑戦してみることにしたのだ。

本当の所持品ゼロ、例えば裸でスタートすることは現実的ではないと考え、下着や最初の服、コンタクトレンズ、そのほかマスクや消毒液などの初期装備のみOKとした。

〈ルール〉
•自宅から1日1つだけモノを取り出せる
•食料の購入はOK(調味料は毎回カウントする)
•電気・ガス・水道のライフラインは完備
•最低限必要な初期装備を設定
•期間は100日間

チャレンジを始めたのは2020年の夏の終わり。新型コロナの影響で仕事はほとんどリモートに切り替わり、大好きな旅行も簡単にはできなくなっていた。閉塞感を抱くことも多い日々。刺激を求めて外に出ていけない代わりに、関心事の矢印を家の中や自分の内面に向かわせるのもいいなと考えた。結果的に、その直感は正しかったと思っている。

このシンプルライフチャレンジは、まさに内なる冒険といえる体験だった。今回は、そんな100日間で得た「食に関する発見」を紹介する。

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