ウクライナから領土を奪い、ウクライナを征服することで、ロシアは軍事大国が自分の意思だけで全てを決める世界を築こうとしている。その世界では、軍事大国以外の国は主権がなく、軍事大国に絶対服従する。もしこれを許してしまうと、世界は文字通り、無法地帯になる。世界各地で戦争が起き、国際平和の維持は不可能になる。
世界が戦乱に陥らないために、国際社会は今回のロシアによる侵略を止めなければならない。世界各国はすでにロシアの侵略を糾弾し、ウクライナへの支持を表明している。また、ロシアに対して経済制裁を科し、ウクライナに対して経済支援や武器提供を行っている。しかし、これだけは不十分だ。
ロシアのさらなる侵攻を止めるには
アメリカをはじめとする自由民主主義諸国は、ウクライナ上空で、飛行禁止区域を設定することが望まれる。つまり、ロシア軍の航空機はウクライナに領空侵犯すれば、NATOの防空システムでそれを撃墜する体制だ。
そうすれば、ロシアの侵略は鈍化し、最終的に撤退せざるを得なくなる。また、NATOがそれをできない場合、少なくともウクライナは自身で上空を守るために、ウクライナに防空装備を提供しなければならない。また、ウクライナになるべく多くの武器を供給し、自国を守る手段を与えることを望む。
ロシアに対する制裁も、最大限にまで拡大し、ロシアとの貿易を一切遮断しなければならない。これにより、ロシアを財政破綻に追い込むことが可能になり、戦争継続や占領地の維持管理はできなくなる。そうなると、ロシアはウクライナの征服を諦めるだろう。この悲惨な戦争を止めるには、自由民主主義諸国の連帯、共通認識、そして覚悟が不可欠なのである。
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
無料会員登録はこちら
ログインはこちら