
「家族会議」に後ろ向きな人もいる
子どもがいてもいなくても、「家族会議」に興味を持ってワークショップや講座に来てくれるのはたいてい女性だ。もちろん、男性でも家族会議をすでにやっているという人もいるし、「うちはパパ主導で家族会議を始めた」という例もある。だが、筆者の周りでも「家でまで会議をして、何を話すの?」という反応をする男性は多い。

そもそも家族全員が、同じ時期に「家族会議をやりたい」と思う家庭は少ないだろう。幼すぎて意味がよく理解できない子もいるだろうし、反抗期真っ最中の中学生、会社の会議で疲れて、家まで会議なんてしたくないという気持ちもわかる。60代以上の世代なら「家族で顔をつきあわせて話すのになんの意味がある?」といくら誘ってもはなから興味を持たないことも多い。
それはそれ、その人なりの言い分があるし、仕方がないことだ。家族の対話など特に必要ないという人を無理に会議の場に連れてくることはできない。しかし、誰か反対する人がいると、家族会議ができないのか? といえばそうではない。
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