義務的にお父様の世話をしておられるお姉様たちは、お父様とお食事を共にされたりまではしておられないかもしれません。現状を義務的だと憂いておられる貴女がまず率先して、少々の無理や犠牲をやりくりし、お父様が貴女の来られる日を楽しみにされるほど、その日はお父様の孤食でなく親娘の会食日で、愚痴や話まできいてあげる日とされるのはいかがですか?
お姉様や兄嫁さんに、何かを注文したり不満を持ってはいけません。逆効果の方が大と想像できます。その代り、(口だけ介入と思われないよう)貴女も少しはお父上の世話ができているとお姉様たちに認知された頃に、次のようにお願いするのです。
「いつも父の世話、ごくろうさま。当番の日に行けない時は、誰かに変わってもらうか前の当番の人に、食物を多目に持って行ってもらうようお願いしてください。急用でしたら私に連絡をください。私が行けなくとも、調節役ができるかもしれません」。その時に「水を7杯飲んだ事件」を報告して、問題意識を共有します。
実の娘として、後悔のない介護を
貴女のような立場で、あまり実家の親の世話ができずに親を見送った友人がいます。その日彼女は、泣くのも兄嫁さんたちに遠慮したそうです。もっと生きて欲しかったと泣くのは、もっと世話をする人たちの手を焼かせることですから。
それに介護への不満を悟られまいかと気を遣い、「ありがとう、ご苦労さま」だけを言い、泣くのも陰で泣いたそうです。そして何よりも悔しかったのは、思うように自分が見舞えなかったことだと言います。
妻や嫁の実家を気遣う婚家の家族はいまどき、珍しくありませんが、そうでない家庭も多いことでしょう。まずは貴女が家族の皆さんに協力を申し出るべきです。万が一非協力的でも、娘として後悔を残さないよう、婚家の事情ばかりに縛られず、御姉様たちとうまく連携して、堂々とお父様の世話に参加しましょう。そうでないと一生、娘として後悔が残りますよ。
そうしてお父様にあったプロの介護サービスを、急がず少しずつ取りこんでいけるよう、親子で話し合っていかれるのはいかがですか。
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