ロコ・ソラーレ「ナイスー」だけでない圧倒的魅力 日本人が五輪カーリングにこんなにもハマる理由

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カーリング女子・日本代表のロコ・ソラーレが今回も準決勝進出を決めました(長田洋平/アフロスポーツ)

2月17日午後、北京オリンピック・カーリング女子の1次リーグ最終戦が行われ、日本代表のロコ・ソラーレは、昨年の世界選手権女王でリーグ首位のスイスに敗戦。通算5勝4敗で3チームが並んだものの、ギリギリ4位で準決勝進出を決めました。

これまで夜の時間帯に放送された12日のROC戦(NHK)が個人9.0%・世帯14.7%、16日のアメリカ戦(NHK)が個人11.1%・世帯19.0%の高視聴率を記録。さらに、平日午後に放送された17日のスイス戦(テレビ東京系)も、時間帯トップの個人3.3%・世帯6.3%を記録しました。「いかに注目度が高まっているか」がわかるでしょう。

この結果によってロコ・ソラーレは、18日21時5分からの準決勝と、19日21時5分からの3位決定戦か、20日10時5分からの決勝戦の2試合を戦う権利を獲得しました。

残り3日間のみとなった北京オリンピックで、最後まで彼女たちを応援する意味も込めて、なぜ日本人はロコ・ソラーレ、ひいては、カーリングというスポーツに惹かれるのか。単に「笑顔でかわいいから」ではない、その理由を掘り下げていきます。

「ナイスー」とハイタッチの持つ意味

平昌オリンピックのときから、「ロコ・ソラーレの選手たちに魅力を感じてカーリングを見始めた」という人は多いでしょう。彼女たちは4年の時を経て、チームの強みを保ちながらも、より成熟した姿を見せています。

まず彼女たちの代名詞とも言える笑顔と、ポジティブなスタンスは健在。カーリングは戦略性の高さが魅力の1つであり、中継ではそれを話すプレー中の声が視聴者にも聞こえるようになっていますが、彼女たちのコミュニケーションは常にポジティブです。

前大会は「そだねー」がフィーチャーされましたが、今大会で目立っているのは「ナイスー」。狙い通りのプレーをすれば当然「ナイスー」なのですが、彼女たちは「微妙かも」というときも何かしらのメリットを見つけて「ナイスー」と声をかけて、すぐ次のプレーに切り替えています。結果的に多少のミスをリカバリーできるケースのほうが多いのは、「ナイスー」などの声で、思うようなショットができなかった人の気持ちを軽くしているうえに、チーム全体が次のプレーへ切り替えているからでしょう。

さらにそんなポジティブで優しい「ナイスー」は、テレビで見ている人々も明るい気持ちにさせてくれます。テレビ観戦している人の中には、彼女たちがスローするたびに「ナイスー」と声をかけている人が多いのではないでしょうか。ちなみにこの「ナイスー」は、スポーツだけでなく、ビジネスシーンでもチームのムードをポジティブに保てるコミュニケーション術の1つです。

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