前の回答群と似ていますが、7人のママが「上を目指したかった」と答えています。文系では、文科Ⅰ類(3年次でほとんどが法学部に進学)が最難関だからか、心なしか法学部の卒業生で特にこのような回答が多い気がします。
・最難関の大学に挑戦したかった。(1995年法学部卒)
・高校のレベルが低く、つねに学年トップでしんどかったので、自分より賢い人がたくさんいるところで過ごしたかった。(2006年文学部卒)
・きっかけは高校の進路指導の先生に勧められたこと。ただし根っからの負けず嫌いで、下手に田舎の高校で成績がよかったりしたので、プライドにかけていちばん上を目指した。(2007年法学部卒)
6人が、出身高校が進学校で、半ば東大を受けるのが当たり前の環境だったと回答しています。都心部の高校出身でしょうか。中学/高校受験の段階ですでに一種のレールが引かれている感じがあります。
・学年の上位は東大に進む学校だった。一人暮らしするなら盆地の京都より東京のほうが快適だと思った。(2005年文学部)
・周囲の大半が東大を受験したから。(2008年法学部卒)
一方、中身重視の「学びたい分野があった」「夢をかなえるため」が14人もいました。実際に大学に入ってからもその道に突き進むかはおいておいて、これがあるべき学校選択の姿という気もします。
・学びたい分野があり、人生のパートナーや友人に出会う場としても期待ができるから。(2001年文学部卒)
・研究職を志望しており、そのためには東大に進むのが最もよいと考えた。学びたい分野の優秀な先生方も東大在職、出身の方が多かった。(2005年理学部卒)
・当時なりたかった職業になるいちばんの近道だったから。(2005年経済学部卒)
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