「SNSをなんとなく使っている人」が知らない3盲点 「情報のプロ」も恐れる「ヤバい落とし穴」は?
ネットの情報は「偏り」が大きい。玉と石が入り混じっており、それを見分けるのは非常に難しい。だからデマも流れてくるし、民意もそういうあやしげなものに影響されてしまうことがある。
1つめの「落とし穴」は、「ネットの情報は『あやしげなもの』も含めて『SNSの人間関係』を経由してしまう」ということだ。
そもそも、「SNSとは何なのか」ということを、みなさんは問い直してみてほしい。最初は「人間関係のインフラ」だったはずだ。
2007年に始まった「ツイッター」は2年後ぐらいに日本でブームになったが、そのころはみんな「ランチなう」「今日は休日で楽しいな」など、平和な投稿ばかりをしていた。フォローしたりフォローされたりするのもリアルな友人か、ツイッター上で仲良くなった人たちだった。
「人間関係のインフラ」に「情報のインフラ」が重なる
しかしツイッターはいつのまにか、「情報が流れる巨大なインフラ」になってしまった。「人間関係のインフラ」の上に「情報のインフラ」が重なり、「人間関係」を通じて情報が流れるようになったのだ。
世界をきちんと見るためには、さまざまな分野にアンテナを張っておいたほうがいい。野球好きな人に野球の情報が流れてくるのは嬉しいし、農家さんに農業の知識がどんどんくるのはありがたい。だが、わたしたちは、趣味や専門分野だけで生きているわけではないから、ほかにも知らなければならないことはたくさんある。
ところが、SNSでは「どういう人間関係をつくっているか」で、流れてくる情報が決まってしまう。そのため、人間関係を通して、「あやしげな情報」もどんどん入ってきてしまうのだ。
SNSでは、「友人たちからの情報」などで「情報が偏ってしまう危険性」があることを認識しておかないといけない。
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