共通テスト直前「現代文」悩む人に教えたいスゴ技 今からでも習得できる正解の根拠を探す方法
「現代文あるある」のカラクリ
●「点がとれるとき、とれないときの波が大きい」
●「答えが1つとは限らないから、ムカつく」
●「2つまで絞って、いつも最後に間違える」
まことしやかにささやかれている、これら「現代文あるある」ですが、そのカラクリはいたって単純。まず、現代文が他の科目に比べて「暗記」の占める割合が小さいこと、そして、学校の「国語」と入試の「現代文」とを混同した先入観に起因します。
暗記系科目の解答は、キミの頭の中に「ある」か「ない」かの勝負になります。だから、本番当日までに覚えていなければアウト。それに対して、現代文の解答は目の前の本文中に必ず「ある」のです。つまり、現代文こそ、本番当日全員に平等に満点のチャンスがある、めちゃくちゃ狙い目のボーナス科目なのです。
「②か④か…。ここは②で! いや④! 逆に②? あえて④?」……得点の「波」の正体は、勘が多めに当たった時(ラッキー)と外れた時(アンラッキー)の差にすぎません。設問を処理する「型」をきちんと確立し、運やら勘やらに任せる割合を減らしていけば、おのずと得点は安定していきます。
ここは潔く、「答えは1つしかない」というところから逆算して考えましょう。答えが1つしかないということは、そこに必ず「根拠」があるはずです。「根拠」のない選択肢に正解の権利はないのです。極論すれば、答えを決めることよりも、答えの「根拠」を探すことが、入試現代文の本質なのです。
「惜しい~」「悔しい~」なんて、うめいている場合ではありません。最後の最後で間違えるということは、2つまで絞ったところからが本当の始まりだという真理にそろそろ気付いてください。神に祈らず、運に任せず、自分(=勘)を信じず、技術(=3段メソッド)を使って合理的に正解を選び抜きましょう。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら