英語よりも、本質を見極める力を養え

グローバル化の本質を誤解している日本(下)

たとえば、彼らが日本や日本人を理解しようと思ったら、日本の歴史や宗教を研究しようとします。日本人は無宗教ではないかという突っ込みが入りそうですが、日本人は決して無宗教ではありません。日本人のDNAには、「神道」という宗教が大昔から根付いています。

欧米の知識人のように、偏見を捨てて学べ

私たちのなかで、神社にお参りしたことがないという方は、おそらく一人もいないでしょう。むしろ、毎年欠かさずお参りしている方のほうが、圧倒的に多いのではないでしょうか。私たちが意識する、意識しないにかかわらず、神道への信仰は古来より、日本人全体に深く浸透しているのです。

欧米の知識人が日本人よりも「日本人が神道の信者である」ということを認識していることには驚かされますし、彼らが日本最古の歴史書である「古事記」や「日本書紀」に深い興味を示す傾向が強いことにも驚かされます。

彼らが「古事記」や「日本書紀」に注目するのは、これらの歴史書には日本人の精神的な根幹を形づくった数々の神話が書かれているからです。欧米の教育では、子どもたちが自分たちの精神的な根幹を知るために、ギリシャ神話や聖書にある神話を必ず教えています。

欧米の知識人のように偏見を捨てて、その国の歴史や宗教をありのままに学んでいくと、その国やその国の民族の本質を理解することができます。私たち日本人も彼らを見習い、世界の歴史や宗教を謙虚に学ぶべきでしょう。

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