考えてみると、元をただせばこれはわれわれの税金なのですから、こんな使い方をされてはたまらないのですが、今再び、これをやろうとしているのが現実です。
小泉政務官が紫波町に視察に来ることになったワケ
特に東北地方は、震災復興と言いさえすれば補助金が付く、という傾向があるために、ワタクシの眼から見ると全く必要がない無駄な事業に補助金が投入され、本当に必要な所に全くお金がいっていない、という矛盾だらけのことが普通におきてしまうのです。
しかし、これだけ政府債務が巨額になっており、しかも過去50年にわたり巨額の地方バラマキをやったあげく、その時に作ったハコモノの維持管理費に耐えられず地方自治体が倒産に瀕している、なんて場所が日本全国にそこらじゅうあるわけです。そして、結局地方再生どころか、地方から都市への人口流出は未だに止まっていないのです。
効果があればまだしも、今までのバラマキを今回も続けたところで、何ら効果が上がらないことは、既に何年にもわたって実証されてきていることで、それを続けることは単なる税金の無駄遣いになることがはっきりしています。にもかかわらず、そんな過去を忘れて、また地方にバラマキをしようとしているという現政権の姿勢には、ほとほと呆れてしまうのです。
そこに今回地方創生担当の政務官になられた小泉氏がお越しになることになったわけです。われわれの、「これまでのバラマキを繰り返してはならない」という危惧と、実際に起きている紫波の実績が小泉政務官にわかって頂けるかどうか、かなりガチな議論となったわけです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら