さて、当欄を担当している3人のエコノミストによる新刊が東洋経済新報社からついに発売であります!
その名も「ヤバい日本経済」・・・・ヤバいというのは今風の使い方の方でありまして、要するに日本経済がなんかとてつもないことになるかも!という期待感を込めております。
消費増税の影響は本当になかったのか
ただし、お二方(やまげんさん、かんべえ先生)に比べるとワタクシは特にアベノミクスなるものに相当懐疑的。
ご存じの通り、当初より「アベノミクスは蜃気楼」、と呼んでいたのは他ならぬワタクシであります。ですので、三人とも経済見通しについて濃淡があるのは当然なのですが、今回は新著も出たことですし、本でも少し触れていますが、消費増税の影響は本当になかったのか? ということを検証したいと思います。
懐疑的なワタクシですが、まず、日本経団連所属の経営トップと言われる皆様はなぜか、消費増税の影響は思ったほどではない、と次々と発言されました。これはワタクシが担当する会社の社長の皆様とは全く見解が違ったので当初から疑っておりましたが、実際の経済統計を見ておりますと、やはり妙な数字が並んでいます。
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