2022年も「家電サブスク」が引き続き大注目なワケ 珈琲豆代で全自動コーヒーマシンが手に入る

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コロナ禍のステイホームを経て、リモートワークが当たり前になった今では平日の日中も自宅で過ごすことが多い。となると欲しくなるのが手軽にコーヒーが入れられるコーヒーメーカーだ。

今年サブスクサービス「ミーオ! デロンギ」をスタートしたデロンギはイタリアの家電メーカー。同社の全自動コーヒーマシンはボタンを押すだけで豆を挽き、エスプレッソや日本人好みのレギュラーコーヒー「カフェ・ジャポーネ」が抽出できる。

「ミーオ! デロンギ」は2年間、コーヒー豆を購入するだけで、全自動コーヒーマシンが使えるサービスだ。

2カ月に1度届けられるコーヒー豆。コーヒー豆は6種類の中から自由に選べる仕組み(筆者撮影)

用意されているプランは2つ。6種類用意されているコーヒー豆の中から、毎月3つ送られてくる「スタンダードコース」(月額5100円)、もしくは隔月で6つ送られてくる「デロンギ”おすすめ”コース(隔月9000円)」を選ぶだけ。よりお得なおすすめコースの場合、コーヒー豆1袋(250g)の単価は1500円。これは同社の公式サイトで販売されているコーヒー豆の価格とほぼ同等なのだ。

デロンギによると1月あたり3袋のコーヒー豆で約93杯のコーヒーが抽出できる。つまり1日3杯飲めるというわけだ。購入できるコーヒー豆はイタリアのムセッティ社のもので、デロンギのコーヒーマシンに最適。

ミーオ! デロンギで利用できる「デロンギ マグニフィカS 全自動コーヒーマシン ECAM22112B/W」。ボタンを押すだけでコーヒーの抽出ができる(写真:デロンギ)

そしてこのコーヒー豆を2年間契約するだけで「デロンギ マグニフィカS 全自動コーヒーマシン ECAM22112B/W」がついてくるというわけだ。さらに2年間の契約期間が満了するとコーヒーマシンは贈与されるのでそのまま使い続けることができる。「ECAM22112B/W」の公式オンラインショップの価格は5万9800円。 これがただで手に入る計算になる。

実際にこのサービスを利用しているが、スイッチひとつで手軽に挽きたてのコーヒーが入れられるのが便利。牛乳があればカプチーノやカフェラテも楽しめる。コーヒー豆を買いに行く必要がないのもうれしい。

家電のサブスクリプションサービスを便利に使う

サブスクリプションサービスの広がりには集まる理由がある。1つが「モノを所有」することの価値が低下していることだ。大切なのはそのモノが与えてくれる意味や価値にある。だから、食材やコーヒー豆、長期保証などさまざまなサービスが付随しているというわけだ。

そして、もう1つが、高額な製品価格を最初に支払うのではなく、毎月の支払いにすることで、最初のハードルを下げられるということにある。一定期間での無料解約ができるサービスなら使わなくなったら返すことができる。

サブスクサービスを利用する場合は月額費用だけでなく、契約期間と解約料金などをしっかりチェックしておくのがポイント。また、量販店での価格と月額費用の比較もおこないたい。途中解約ができたり、一括で購入する以上に安いのが、サブスクサービスを利用する価値となる。そうでなければ分割払いをすればいいだけなのだ。

なお、サブスクサービスの月額料金は基本的には途中で変わることがないため、おトクに利用するためには、製品価格が下落する前、新製品や、サービスが始まった直後のタイミングでサブスクサービスに加入するのがおすすめだ。

コヤマ タカヒロ デジタル&家電ライター

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Takahiro Koyama

1973年生まれ。大学在学中よりカルチャー誌でライターデビュー。パソコンやデジタル機器、家電製品など電気が流れる機器と、それらにまつわるビジネスについてさまざまな媒体にて執筆活動を展開。得意分野は家電とデジタル機器がクロスする部分。また、米・食味鑑定士の資格も有しており、炊飯器など調理家電の評価・検証にはより力を入れている。

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