2022年も「家電サブスク」が引き続き大注目なワケ 珈琲豆代で全自動コーヒーマシンが手に入る

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なお、最低利用期間は製品により異なるが、12カ月~24カ月が設定されており、その後は1カ月更新で利用できる仕組み。自動更新後は月額費用が割引になり、最大25%引きになる。また、家電の返却や、買い取りも選べるようになっている。

例えば炊飯器のプランを利用した場合、2年後に返却して再び最新モデルを借りる事もできるし、1万5000円(炊飯器の場合)の 買い取り手数料を支払って買い取ることも可能だ。

2合✕6パックの銘柄米が2000円~3000円で販売されていることを考えれば、最高級炊飯器が毎月2000円以下で利用できる計算になる。24カ月の支払総額は4万8000円。そこに買い取り手数料を足しても6万3000円。炊飯器(SR-VSX101)の大手量販店の実勢価格が約10万円なので非常にお得なのがわかる。

憧れのルンバが月額980円から

多くの家電製品の中でもいち早くサブスクサービスをスタートし、人気を集めているのがロボット掃除機「ルンバ」だ。アイロボット社は、レンタル大手Rentioと手を組む形でサブスクリプションサービスをスタート。「ロボットスマートプラン」には2週間使ってみることができる「おためし2週間コース」と最低6カ月で長期的に使い続けられる「あんしん継続コース」を用意している。

「おためし2週間コース」のあと、気に入ったらそのまま「あんしん継続コース」に切り替えられるので、まずは自宅で試してみる、といった使い方ができるのだ。

利用料金は「おためし2週間コース」は機種を選ばず1980円均一。あんしん継続コースは利用するモデルに応じて月額980円から5480円に設定されている。

ルンバの月額プラン「あんしん継続コース」。最短期間が6カ月と短いのがポイント(写真:ルンバ公式サイトより)

最上位モデルとなる「ルンバ s9+」は 月額5480円。6カ月以降は返品が可能で、3年間の無償修理保証がついているのもサブスクサービスの魅力。3年間の支払総額は19万7280円だが、同モデルの直販価格は18万6780円と差額は1万円ほど。長期保証を考えると妥当な価格だと言える。

さらに最も安い「ルンバ693」の場合は月額980円で3年間の総額は3万5280円。直販価格は3万9800円のため、サブスクのほうが安いという逆転現象も起きているのだ。アイロボットによるとサブスクプランは非常に好調とのことで、上位モデルと拭き掃除ができるブラーバの人気が高いという。

人気が高いという拭き掃除ができるロボット「ブラーバ ジェット m6」。月額2180円で利用可能。ルンバと連携して操作できる(写真:アイロボット)

ロボット掃除機を試してみたいと思っているが、自宅で使えるかどうかわからずなかなか手が出ないと言う人には、「おためし2週間コース」でまずは使ってみるのはいかがだろうか。「あんしん継続コース」に切り替えても、6カ月経過後は解約手数料不要で返却できるため、「ルンバ s9+」でも3万円台で半年間使うことができる。一括で約20万円払うよりも気軽に試せるのだ。

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