真骨頂!豊田章男の魅せた「超プレゼン力」の中身 伝説の家庭教師が採点!「新庄剛志との共通点」

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「それでは、みなさんご覧ください。さらなる、トヨタのバッテリーEVラインナップです! 私たちの未来のショールームへようこそ!」

豊田社長は、まったく照れも躊躇もない様子で、声を張り上げ、誇らしげに手を広げました。

「序破急」「守破離」といったように、中盤で「型」を大きく破り、盛り上げる。計算されつくした驚きの演出でした。

そして、さらに場を沸かせたのが、その後、流された動画での豊田社長の反応でした。

レクサスのEV車のハンドルを自ら握りながら、「ちょっと、なんか重いよね」「アクセル踏んだらどうなるかな」と言いながら、アクセルを踏んだ後、「えええ!!なにこれ?」「別世界」などと興奮する姿が映し出されていたのです。

隣に座るレクサスのチーフブランディングオフィサーとおじさん2人で「ほぉ~」少年のように大はしゃぎし、喜び合うさまがなんともほほえましくもありました。

あくまで「自然体」だけれども、「高い熱量」が伝わる。その堂々とした「グレーテストショーマン」ぶりが、際立つプレゼンテーションだったといえるでしょう。

「胡散臭い」と抵抗感を覚える日本人も多いが…

一方で、こうした暑苦しいまでのショーマンシップに、「胡散臭い」と抵抗感を覚える人も日本にはまだまだ多いのが現実です。

演台の後ろで、何のジェスチャーもなく、ただ棒読みスタイルが「正統派」だと信じ込み、自分のスタイルを1ミリも変えようとしない経営者。そもそも、笑顔そのものが苦手という人も少なくありません

しかし、実際にこうして「型」を破り、情熱をこめたプレゼンテーションを目にすると、「いやらしさ」はあまり感じない。逆に、その感情をほとばしらせる様子に、自分の感情も動いてしまうものなのです。

次ページ「プレゼンの秘訣は?」と聞かれて…
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