独特の世界観の個人クリエーターですが、「コムドット」や「ばんばんざい」とのコラボ動画では丁寧な回し役もこなしつつコラボ相手のキャラクターをうまく引き出す、また時には単独企画とは少し違うはにかんだ表情を見せるなど、「かすこんねぅ」の人としての魅力を見せるシーンも。単独企画の面白さもさながら、複数人の企画に1人放り込むだけで成立する貴重なキャラクターとも言えます。
そんな「発見」チャンネルにポテンシャルを持つ「かすこんねぅ」。ソロ活動を行うクリエーターということで、個人のリソースという制約は付きまとってきますが、時々動画に登場する家族や所属事務所のクリエーターと関わり合う中で活動を継続していくことができれば、彼女もまた大きく成長し続けることができるのではないかと考えます。
同棲2人暮らしのクリエーター
同棲2人暮らしの自炊動画で人気の「おにいさん」「おねえさん」の2名からなるクリエーター「てりやきチャンネル」。活動開始から1年で35万人の登録者数を獲得し、成長を続けているクリエーターです。
彼らの強みはとにかく企画の一貫性の高さ。1つ見てしまえばすべての動画を同じ期待値で視聴し尽くしてしまうのが特徴。また、ただの料理動画、レシピ参考動画ではなく、作業風景で挟まれる2人の会話が視聴者に愛されており、視聴していく中で気づけばコアファンとなっている人も多いでしょう。見る人を選ばない内容であることから、「おすすめのYouTuberいない?」という話題にあがりやすいというのも、ソーシャルにおける成長戦略で強みになってきます。
おそらくこのままでもじわじわと伸び続けますが、顔出しをしていないながらもこの成長具合、またカップルということで、さまざまな伸びしろを残していると考えます。顔出し、結婚、個人活動など、よりパーソナルな情報開示や活動を行っていくとしたらどうなるかという点は注目ポイント。ただ、あくまで持ちうる戦略であり本人たちが望まなければ必ずしも切り札にする必要はありません。
現在の企画軸が家族の食卓にあり、継続性に負担がないこともポジティブなポイントです。継続的成長、中長期的な視聴者との関係性構築が大切なYouTubeという媒体で、伸び悩んで無理な企画で一発当てようとして消耗してしまうクリエーターは多くいます。その中で、2人のありのままの関係性で、続けられる企画に取り組んでいるという点で活動継続に安心感がもてます。
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