「疲れが取れない人」がついやってしまうNG姿勢 「胸を張って立つ」をつい心掛けていませんか?
まずはお尻に軽く力を入れ、次に以下を心がけましょう。
②肩甲骨を背中の中心側にそっと寄せる
③拇子球(足裏の親指のつけ根部分)を浮かせて、足指を猫の足のようにして踏ん張る
④足を肩幅程度に開き、左右の中心に体の重心が来るように意識する
お尻に軽く力を入れると、自然と骨盤が前に出るため、足の真上に骨盤を置きやすくなります。胸を張らずに、肩甲骨を寄せる(絞る)意識を持つと、体は一直線になりやすいです。
また、足は肩幅程度に開き、足先も軽く開くようにしましょう。靴を履いていても、足の指に力を入れ、地面を軽くつかむ意識をもつようにします。猫の足のようなイメージです。このとき、拇子球は靴底につけず、10円玉1~2枚程度浮かせるようにします。
そして、体の重心はつねに、開いた両足の幅と、足の縦の幅がつくる長方形の中に置くようにしましょう。
最初のうちは、普段とは異なる立ち方に戸惑いを覚えると思います。しかし、人体の構造的にはこれがもっとも体に負担を与えない自然な立ち方だといえます。
この立ち方ができない人は、体を支える支持筋が衰えています。支持筋を鍛えるためにも、意識的にこの立ち方をキープしましょう。
ビジネス上の大切なシーンで、猫背であったり、不自然に胸を張ったりしないように、日頃から「疲れない立ち方」を習慣にすることが大切です。
歩き疲れを生み出す元凶は「かかと着地」
突然ですがみなさん、ご自身の普段の歩き方を思い出してみてください。
かかとから着地していませんか? それが人間の「正しい歩き方」だと思い込んでいませんか? しかし、その歩き方は人体の構造に反しています。だから、ただ歩くだけで疲れてしまうのです。
歩く際、ほとんどの人がかかとから着地し、足指のつけ根を折りながら力を入れて、足を前に振り出しています。この動きをすると、足首の角度は、着地をして足を振り出す直前、鋭角(90度以下)になっています。足首が鋭角になるということは、一歩進むたびに、ふくらはぎの筋肉が緊張するということです。ふくらはぎの緊張は血流を悪化させ、疲れや痛みの原因になります。
大股で歩く人は、かかとへの衝撃が強まり、足首より鋭角になるため、疲労感はさらに増します。
つまり、「疲れない歩き方」とは、かかとから着地をしない、大股で歩かないことです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら