若いのに"老人歩き"する人が全身不調になる訳 立ち方、歩き方はこうやって修正する

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
年齢問わず、体の機能をきちんと使えていない“老人歩き”をしている方が増えています
(写真:kou / PIXTA)

皆さんはご自分の歩き方を見たことがありますか? ほとんどの方が見たことがないと思いますが、ぜひ一度歩いている動画を撮ってみてほしいのです。

老人のような歩き方?

私はウォーキングレッスンの体験会をするときに必ずお一人おひとりの歩き方を動画に撮り、一緒に見ていただきます。そこで体の歪みや筋肉の使い方、重心のバランスなど歩くときの癖をフィードバックするのですが、ほとんどの方が残念な歩き方をされています。大体の方が、

「私、こんな変な歩き方してるんですか?」

「わ、まっすぐ歩いてない(汗)」

と、多くの方がビックリされます。

筆者は、年齢は若いのに“老人のような歩き方”をする方が多いことにも、不安を感じています。“老人歩き”は見かけが残念なだけではなく、体の機能をきちんと使えていない歩行のため、筋力低下に直結します。もったいない歩き方なのです。

健康のために1日1万歩を目指す方も増えていますが、この歩き方でずっと歩くのは、曲がった釘をガンガン打ち続けていることと等しい行為で、体を壊しかねません。

ここで老人歩きの特徴を挙げていきましょう。

◯老人歩きの特徴

・体重の移動がうまくできずペタペタ歩く「むくみ」歩き
・上半身が揺れる「体幹ブレブレ」歩き
・腕の振り方が左右違っていたり ほとんど腕を振らない「肩こり」歩き
・猫背になっていて首に負担をかける「ストレートネック」歩き
・左右の肩の高さが違う「歪み」歩き
・つま先が上がらず 歩幅の狭い「すり足」歩き

動画を撮らなくても靴の擦れ方が左右違っていたり、靴のかかとが極端に擦れていたら間違いなく、いずれかの歩き方をしています。

次ページ老人歩きの弊害
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事