「PERで株価を割安」と判断する人に伝えたい盲点 1株純利益の変化も「ものさし」としては重要

PERの変動要因は株価と1株純利益
一般的に株価が割高か割安かを測る指標として知られるPER(Price Earnings Ratio=株価収益率)ですが、初心者向けの簡単な指標というわけではなく、実は使い方の難しい指標です。
PERの計算式は「株価÷EPS(1株純利益)」ですから、その変動要因は株価とEPSの2つです。分子の株価が安くなればPERは低下しますが、分母のEPSが増えてもPERは低くなります。
ここで「PERは株価が割安か割高かを測るものさし」という固定観念があると、EPSの変動を軽視してしまいがちですが、実は「ものさし」としてはEPSの変化も非常に重要です。
それではPERを深く読み解くために必要な基本項目を見ていきましょう。
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