2022年に株価を下げる「6頭の熊たち」に注意せよ

株価は目先上昇でも、徐々に黒い影が忍び寄る

株式市場では、できれば熊には寝ていて欲しいものだが……。どこかで暴れ出す可能性がありそうだ(写真:HAPPY SMILE/PIXTA)

前回11月8日配信のコラム「日本株がちょっぴり上がってもいいと考える理由」では、最後に「今年内の日本株は、上昇期間についても上昇幅についても「あと一息だけ」上値を伸ばすものと予想している」と述べた。

まだ「あと一息だけ」の日米株価上昇を予想するワケ

「ちょっぴり」あるいは「あと一息だけ」の上昇、という「しょぼい市場見通し」を打ち出すことを、面白いと思っているのか、というお叱りをときどきいただくこともある。

だが、筆者の仕事は「どういう相場になると面白いか」「どういう相場になってほしいのか」を考えることではなく、「どういう相場になると予想されるのか」を述べることだ。

ときには「大きく株価が上昇する」、逆に「大きく株価が下落する」という予想を語ることもあるが、そう見込むからそう述べているだけである。別に買いを煽っているわけでも、株価下落の不安を広げようとしているわけでも、まったくない。

実際、足元の日米などの株価はモタモタしている。日経平均株価は11月に入って、2万9000円台でずっと推移している。それでも、10月末の水準からはちょっぴり上がっているといえよう。

ニューヨーク(NY)ダウは、今月は上がってから下がってという形だが、結果として3万6000ドル前後の推移(おおむね3万5500~3万6500ドル)となっている。それでもNYダウは、過去の水準から見るとちょっぴり高めで推移しているし、ナスダック総合指数は先週末まで史上最高値を更新しており、上昇方向で堅調だ。

今回も、結論から言えば、前回に続いて「年内はもう少し主要国の株価が上がる」と予想している。日経平均については3万円の大台は超えようが、3万1000円を上回ることは難しく、上振れても2月と9月の高値に並ぶ程度だ、という見通しは変わらない。

またNYダウも、3万7000ドル前後までがせいぜいとの予想を変更していない。あとひと息だけだとしても、日米株価が上がると考えているのは、当面は明るい材料が勝(まさ)るだろうと考えているためだ。

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