「対面が増えた今」使いたい「人脈、広げる」3秘訣 日本人が知らない「すぐ仲良くなる方法」は?

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「相手は自分にそこまで好意を持っているわけがない」と考えてしまいがちですが、実は、相手は自分が思い込むほど、自分のことを嫌っていないし、批判的にも見ていない。むしろ、自分が想像するより、もっと自分のことに「好感を持ってくれている」ということが多いものなのです。

そして、たとえば「太っている」「背が低い」などといった「自分が気にしている悩みやコンプレックス」についても、自分が気にしているほど、相手は気にかけていません

これを心理学的には「スポットライト効果」といいます。「外見や行動など自分が気にしていることを他者も同じくらい気にしているだろうと判断してしまっている」ということ。

ですから、「相手は自分を嫌いだろう」とか「相手は自分のここを嫌だと思っている」などといった思い込みや幻想は禁物なのです。

【3】友達は「『共だち』である」

3つめは「友達は『共だち』である」ということ。もし、誰かとの距離を短時間で縮めたいと思うのであれば、とにかく「共通点」を見つけるのが手っ取り早い方法です。「共通の体験」「出身地」「学校」「年代」「性別」など……。

なんでもいい。「共通点」がひとつでもあると、「ほかの多くの点でもわかり合えるのではないか」と人は思いがちなのだそうです。

まずはとっかかりとして、何かを「共」にしていないかを探してみましょう。そのために必要なのが、「相手に質問をしていく」ということです。「何を話そうか」などと焦る必要はありません。

「どこのご出身ですか?」「スポーツは観賞派ですか実践派ですか?」「どんな食べ物が好きですか?」など「『No(ノー)』という答えのない質問」を軽く投げかければいいだけ

「コミュ難民」にならない「絶対方程式」を学ぶ

今回紹介した「3つの科学的真実」に基づく「マインドセット」があれば、「他人」と話すことのハードルがぐんと下がるはず

もちろん、なかには反応の芳しくない人もいるかもしれませんが、そんなときは「潔く退却」すればいいのです。ほかにもたくさん、あなたのことを待っている人がいます

日本では、コミュニケーションが体系的に研究されることも、学校で学ばれることもありません。その結果として、コミュニケーションの悩みを抱える「コミュ難民」が大量発生していて、多くの人が途方に暮れています。私もその1人でした。

「コミュニケーションは科学」であり、実証されたソリューションが存在しています。その「絶対方程式」を学び、人生を切り開いていきませんか?

岡本 純子 コミュニケーション戦略研究家・コミュ力伝道師

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おかもと じゅんこ / Junko Okamoto

「伝説の家庭教師」と呼ばれるエグゼクティブ・スピーチコーチ&コミュニケーション・ストラテジスト。株式会社グローコム代表取締役社長。早稲田大学政経学部卒業。英ケンブリッジ大学国際関係学修士。米MIT比較メディア学元客員研究員。日本を代表する大企業や外資系のリーダー、官僚・政治家など、「トップエリートを対象としたプレゼン・スピーチ等のプライベートコーチング」に携わる。その「劇的な話し方の改善ぶり」と実績から「伝説の家庭教師」と呼ばれる。2022年、次世代リーダーのコミュ力養成を目的とした「世界最高の話し方の学校」を開校。その飛躍的な効果が話題を呼び、早くも「行列のできる学校」となっている。

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