以前であれば、学校に行き、何度も顔を合わせるうちに仲良くなったり、会社で毎日顔を合わせるなかで、親しくなったりすることもありましたが、今は、「リモートとのハイブリッド」という環境で、会う回数はぐんと減っています。
「飲みにケーション」なども難しく、これまでのように時間をかけてコミュニケーションをし、打ち解けていくこともかないません。
親密な関係性になるには「より多くの時間」が必要不可欠
そもそも、「子どもや学生のころは出会いも多く、友達もつくれたのに、社会人になったら、なかなか友達ができない」。そう感じることはありませんか?
実際に年をとるにつれて「人間関係」を広げるのは難しくなる傾向はあるようです。
カンザス大学のジェフリー・ホール教授の研究によると、「カジュアルな友達」になるのに50時間、「本当の友達」になるのに90時間、「親友」になるには200時間かかるのだとか。これは職場といった組織的な環境ではなく、より親密で自発的な関係性の場合にかかる時間だそうです。
時間のある学生時代ならともかく、社会人になると仕事以外でこれだけの時間を誰かと過ごすのはなかなか難しいですよね。「恋人ができると、平均で2人の友達を失い、結婚すると、さらに1人を失う」というオックスフォード大学の研究もあります。
そうやって、「大人の階段」を上るたびに、「つながり」はどんどんつくりにくくなってしまう、という悲しい現実があるのです。
私も、子育てで忙しかった30~40代にかけて、環境が変わり、孤独感を覚えた時期がありました。しかし、アメリカで、「人とのつながり方」を科学的に学び、そのノウハウを実践していったところ、あっという間に壁を乗り越え、誰とでも、楽しく話すことができるようになり、知人や友人にも恵まれるようになりました。
なかなか人に会えないこんな時代に、短時間で人との距離をぐっと縮め、関係性を深めていくために、知っていただきたい「3つの科学的真実」があります。
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