「新型レヴォーグ2.4L」乗ってわかった鋭い実力

痛快さとゆとりを兼ね備える走りを高次元で実現

スバルの主力ステーションワゴン「レヴォーグ」が年次改良を受け、生まれ変わった。従来型との違いとは……?(筆者撮影)
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スバルの主力ステーションワゴン「レヴォーグ」が年次改良を受け、通称「Bタイプ」に生まれ変わった。最大の変更点は、新たに水平対向4気筒2.4L直噴ターボエンジンが加わったことだ。従来型の初代レヴォーグには水平対向4気筒2.0L直噴ターボモデルがあったが、2.4Lはそれに代わるモデルだ。

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なお、年次改良前のAタイプには水平対向4気筒1.8L直噴ターボが搭載されていたが、こちらはBタイプでも併売される。

新しい2.4Lは「STI Sport」と「STI Sport EX」の上位機種にあたりグレード名は「STI Sport R」と「STI Sport R EX」を名乗る。1.8Lから出力(177PS→275PS)、トルク(30.6kgf・m→38.2kgf・m)とも大幅に向上させ、同時にガソリン種類も変わり1.8Lのレギュラー仕様に対し2.4Lはハイオク仕様に改められた。

トランスミッションは従来通りCVT。スバルは一般的なベルト方式ではなくチェーン方式を採用しトランスミッションの小型化を図りつつ、高出力/高トルクにも対応する。

70km/hからの加速が素早く

レヴォーグの改良モデルと同じ2.4Lエンジンを積むセダンの「WRX S4」(筆者撮影)

2.4Lでは、1.8Lが搭載するリニアトロニックのファイナルギヤを約14%ローギヤード化し、専用の制御ロジックを組み込んだ「Subaru Performance Transmission」へと進化させた。

これにより、70㎞/hからの加速が素早くなった。具体的には、加速度が0.5に達するまでの時間が、従来型の初代レヴォーグが搭載していた2.0Lターボモデル(300PS/40.8kgf・m)よりも約30%早まったという。

1.8LのCVTと同様に2.4LのCVTにも手動でギヤレシオを移行(≒変速)させるマニュアルモード(8速)が備わるが、2.4Lではその変速制御を早期化し、シフトアップ方向で最大30%、シフトダウン方向で最大50%の短縮を実現した。

これにより、素早い変速で知られるDCT(デュアルクラッチトランスミッション/有段ギヤ方式)と同等(0.2秒程度)の変速が行えるようになった。

進化型CVTを組み合わせたメリットは試乗してすぐに体感できた。1.8LのCVTも遅れは少なかったが、2.4Lではほとんど遅れがなくなってアクセル操作に対し従順に反応する。また、カーブ手前の減速時には手にした素早い変速により、リズミカルな運転操作をアシストしてくれる。

さらにカーブ途中、車体に強い横方向の加速度(身体がカーブの外に持って行かれる遠心力)が加わると、現状のギヤ段を維持する機構も備わる。また、微妙なアクセルペダルの戻し操作にまでしっかり反応してくれるので、これまで以上に速度調整が容易に行える。

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