滝沢カレン「ただただ食べたい鶏の唐揚げ」の物語 たまーの大量油は身体もそこまで困らない

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滝沢カレンさんの独特すぎる「鶏の唐揚げ」レシピをお届けします(写真:サンクチュアリ出版)
「冷たい何も知らない鶏肉」
「お醤油を全員に気付かれるくらいの量」
「無邪気にこんちくしょうと混ぜてください」
「二の腕気にして触ってるくらいの力で、鶏肉をさらに最終刺激」
「独特すぎる」「文章が神がかっている」と話題になったレシピ。滝沢カレンさんの著書『カレンの台所』が発売1年半で20万部を超えるベストセラーになっています。「料理レシピ本大賞2021 in Japan 第8回【料理部門】大賞」も受賞しました。
分量も工程もレシピの概念を覆す表現の数々。どれほど詩的なのでしょうか。「滝沢カレンが描くピーマンの肉詰めという家探し」(11月5日配信)に続いて、本書から「鶏の唐揚げ」を抜粋、再構成してお届けします。

「油物こそ、目でみろ、自分で作れ」

ヘルシーに見えてそうじゃない、高カロリーに見えてそうでもない、どちらも決めるのは胃袋ですってことにします。

今回はただただ食べたい、知らない人を知らない唐揚げを久しぶりに作ってみました。

油物がほんとは大好きで、でも油物はカロリーやら太るやらと可哀想な扱いされがちなので、なるべく外では油物を食べないで家で自分が作るときだけは食べていい、という決まりにしてます(たまにはご飯屋さんでもそりゃ食べる)。

なぜなら、やはり味付けから肉の種類、油まで全部自分で確認できるからです(こだわり強そうに見えてそこまで強いわけでもないのでご安心を)。

誰だって熱い油は嫌いだが、口に入れる油は大好きですよね。

私もその 1 人です。「油物こそ、目でみろ、自分で作れ」と言ってるのが私で、これは家系が続くかぎり言い伝えに残したいです。

私が家で唐揚げを作るときのお決まりをご紹介します。

唐揚げは鶏もも肉がおすすめですので、ご自分の食べたい分だけお買い上げください。それを子どもの頃に集めたガチャガチャサイズくらいの形に切ります。

私は味が濃いのが好きなので、今から話すことは味濃いと思いながら聞いてください。

薄いのが好きな方はこれから話すよりは自分で決めてくださいね。

そうしましたら、スタートです!

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