スマート化がとまらない超便利な「家」の未来 「家電や住宅」はIoTでますます便利に進化する

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スマート家電は、今や日常に欠かせない存在となっている(写真:takeuchi masato/PIXTA)

みなさんは、スマート家電をお使いだろうか?「OK Google」「Alexa(アレクサ)」「ねぇCLOVA(クローバ)」。声をかけると反応してくれる、AI内蔵のスマートスピーカーは、スマート家電の代表的なものだ。わが家にも小さいものがあり、天気予報を聞いたり、茹で時間を計ってもらったりしている。

スマート家電の所有率TOP3は?

「スマート家電」とは、スマートフォンやタブレットと連携したり、インターネットに接続したりできる家電のことだ。専用アプリを使って、スマートフォンでリモコンのように家電を操作することもできる。

スマート家電について、リビングテック協会が利用実態を調査している。スマート家電を所有している人の所有率を見ると、ナンバーワンは「スマートスピーカー」(46.9%)だ。機械音痴の筆者でも使っているのだから、当然の結果だろう。

2番目は「お掃除ロボット」(35.2%)で、これも筆者が持っているものだ。3番目が「スマートライト」(24.6%)、4番目が「スマート家電コントローラー」(20.4%)、5番目が「ネットにつながるエアコン」(19.2%)という結果だ。

なお、「スマートライト」とは、インターネットに対応した照明器具で、スマートフォンやスマートスピーカーから遠隔操作・音声操作できる。中には、照明の明るさや色を調整できるものもあるようだ。

また、「スマート家電コントローラー」は、通常は家電ごとにそれぞれリモコンがあるが、それらをまとめてスマートフォンでコントロールするもの。外出先からエアコンや照明のオンオフができたりもする。

スマート家電を利用するメリットはどんなことだろうか?「どのような点で利便性が上がったか、どのような効果を感じているか」の調査結果を見ると、「音声操作」(32.3%)、「家事負担軽減」(31.5%)、「遠隔操作」(30.9%)が上位に挙がった。

音声操作や遠隔操作は、インターネットでつながるこそのメリットだが、家事負担の軽減効果もあるのだという。どんなことができるのだろうか。

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