スマート化がとまらない超便利な「家」の未来 「家電や住宅」はIoTでますます便利に進化する

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実は、スマート家電をスマート(⁉)に活用している人が筆者の知人にいる。どう活用しているか聞いてみた。

共働きで子どもがいる多忙な彼女は、お掃除ロボットも使っているし、スマートスピーカーは自宅に2種類4台も設置している。スマートスピーカーは、気分転換したいときに音声操作でラジオや音楽を流したりと、よくある使い方はもちろんのこと、子育てのシーンでも活用しているという。

例えば、スマートスピーカーのリマインド機能を使って、子どもの外出時間に持ち物に漏れがないか音声でリストを読み上げるように設定したり、子どもの寝る時間に子ども部屋に設置したスマートスピーカーから歯磨きや就寝を促すアナウンスが流れるように設定したりしている。また、スマートスピーカーの本の読み聞かせ機能を使って、子どもに絵本を読み聞かせるなど、子育てのサポート役として使いこなしている。

スマートスピーカーは、スマート家電のハブとしても使っているそうで、寝室の照明のオンオフや調光をしたり、エアコンやテレビのオンオフを音声操作している。これなら、仕事をしながら、家事をしながら、いろいろなことができる。

ほかにも、洗面所の「スマートコンセント(スマートプラグ)」を使って、外出した後に出がけに使ったヘアアイロンなどの切り忘れをしていないか確認したり、不在時には猫の餌やりに「リモート給餌機」も使っている。

利用したいシーンに応じて、こうしたスマート家電を使いこなせば、便利なことこのうえないと驚くばかりだ。

住宅のHEMSと連携すればもっと便利なIoT住宅に

住宅内には、家電だけでなく、給湯器や床暖房などの住宅設備も多い。スマート家電に加えて、HEMSを利用すればもっと便利になるという。

HEMSとは「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略。住宅内の電気やガスなどのエネルギーを見える化したり、エネルギー使用量を節約するために機器を自動制御したりするものだ。

近年は、太陽光発電システムや蓄電池など、発電や蓄電をする機能を備えた住宅設備機器を備える家庭も増えているので、その役割はますます重要になっている。

一方HEMSは進化を続け、エネルギー関連の機器やエアコンなどの家電だけでなく、スマートスピーカーや電気錠、電動窓シャッターなどの住宅用機器とも連携できるようになっている。

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